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留学生と地域との交流「ホリデー・イン・日高」

 今年で20回目となる「ホリデー・イン・日高」は,7月24日(土),25日(日)の2日間,24カ国からの外国人留学生・研究者82名が参加して開催されました。
 この交流事業は,日高町で開催される『ひだか樹魂まつり』に留学生が参加することにより,日本の伝統的なお祭りを体験し,地域の人々との交流を通して地方の生活・文化を学び,友好の輪を広げることを目的に,本学留学生センターと国立日高青少年自然の家が共催により実施しているものです。
 1日目は,昼過ぎに日高に到着し,昼食後,パレードで踊る「日高観光音頭」の練習をしました。今年の参加留学生は,例年に比べて踊りのマスターが早く,踊りの先生には大いに褒められ,意気揚々とパレード会場に向かいました。しかし,豪雨のためパレードに出るのはやむなく取り止めとなってしまいました。
 その後はお祭り会場にバスで移動し,出店を楽しんだり,「日高山岳太鼓共演」などいろいろな出し物を見学しました。また,夜に向かい天候が回復してきたため,急遽祭り会場で踊りの披露の機会を設けていただき,留学生は,地元の方々と楽しく踊ることができました。そして,1日目の締めくくりには沙流川の川縁で打ち上げ花火が行われ,夜空を彩る光に,留学生たちは歓声をあげていました。
 2日目は,朝食後,「焼き板クラフト」体験をし,思い思いの作品を作った後,再びお祭り会場に入りました。最初に国際交流ステージとして,留学生による母国の歌や踊りを披露し拍手喝采を浴びていました。続いて,会場では各種のゲームが行われました。丸太を切る速さを競う「木こりさん競争」では,不慣れなのこぎりを使い,健闘したものの,入賞には届きませんでした。
 1チーム5人が重さ300kgの丸太を運ぶタイムを競う「流送レース」には,留学生5チームが参加しました。そのうちの1チームがみごと2位入賞を果たし,留学生の勢いを見せつけた形になりました。
 「別れのつどい」では,参加者を代表して中国の留学生から,この事業に参加して大変楽しかったこと,また,企画した関係者に感謝の言葉が述べられました。
 1日目は大雨に見舞われましたが,2日目は天気も回復しお祭り日和になり,参加した留学生たちは,日高の雄大な自然の中で繰り広げられた祭りを通して,地域との交流,そしてお互いの友情を深めることができた2日間でした。

 
ステージで「踊り」を披露する留学生 「木こりさん競争」に参加する留学生
ステージで「踊り」を披露する留学生

「木こりさん競争」に参加する留学生

重さ300kgの丸太を引いて競う「流走レース」 「ホリデー・イン・日高」参加留学生
重さ300kgの丸太を引いて競う「流走レース」 「ホリデー・イン・日高」参加留学生
 
(国際本部国際支援課)
 

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