第12代学長有江幹男旧蔵資料を大学文書館で受贈
7月8日(木),大学文書館では,第12代学長有江幹男旧蔵資料25箱を,木谷勝氏(前監事,名誉教授,工学部1962年卒),西安信氏(北海道尚志学園理事長,工学部1962年卒)に仲介いただき,有江敏子夫人よりご寄贈いただきました。
有江幹男氏(1920−2009)は,1920(大正9)年夕張郡夕張町に生まれ,1940(昭和15)年札幌第一中学校から北海道帝国大学予科へ入学しました。1942(昭和17)年予科修了後は工学部に進学し,1945(昭和20)年9月工学部機械工学科を卒業しました。同年11月工学部講師に就任後,助教授(1947〜)・教授(1960〜)に昇任し,工学部長(1977〜1981),学長・医療技術短期大学部学長(1981〜1987)を務め,大学運営に深く携わりました。退官後は大学入試センター所長(1988〜1992),北海道工業大学学長(1993〜1998),北海道尚志学園理事長(1997〜2009)・名誉理事長(2009)等も歴任しました。
この度,受贈した資料は,予科・工学部在学時代の受講ノート・学生手帳・写真,工学部在職時代の試験問題・えんま帳・研究ノート・写真・墨蹟・講演草稿・手帳・文書類・手帳などです。
今後,大学文書館では,寄贈資料の性格に鑑み,厳重に資料を保管して,後年,大学の歴史の示す根幹資料として活用できるように調査・整理いたします。
北海道帝国大学中央講堂での演奏会(1940年代)
マンドリン演奏中の有江幹男先生(前列右2番目)
受講ノート(1944年頃)
阿久津國造教授講義「機械工学」・大賀悳二教授講義
「熱力学」など工学部での受講ノート
工学部で講義している有江先生(1951年頃)
(大学文書館)