11月8日(月),韓国大学生訪日研修団30名が本学を訪問し,本学の学生と交流を深めました。この研修団は,平成元年に政府によって策定された「日韓学術文化青少年交流事業」の一環で訪日したもので,本学には平成20年以来,2年ぶりの訪問となりました。
研修団はまず,学術交流会館にて本学の歴史的な背景や国際的な取り組み及び近年重点的に取り組んでいるサステナビリティについての概要説明を受けました。続いて,情報科学研究科 本間利久教授による授業を,実際に履修している学生と一緒に受講しました。グループディスカッション形式で行われた授業を受講した学生からは,「研修団と交流ができて,いい経験になった」,「お互いの文化や環境が異なると,考え方も異なるということを肌で感じた」といった声が聞かれました。
授業終了後は,百年記念会館内のレストランきゃら亭に移動し,昼食会を開催しました。各テーブルでは料理を囲みながら,研修団同行の通訳者や本学の韓国人留学生を交えて,お互いの大学生活や研究内容についての対話が活発に行われました。本学学生からは,「研修団は日本語を話せる人も多く,国際的な意識の高さに驚いた」といった感想が寄せられ,お互いによい刺激を受けたようでした。
午後は,本学国際交流サークルSACLAのメンバーの解説によるキャンパスツアーが行われました。農学部の建物やクラーク像と共に記念撮影をするなど,研修団一行はとても楽しんでいる様子で,特にイチョウ並木がある北13条通りにさしかかると,研修団から思わず歓声が上がりました。
最後に見学した総合博物館では,本学の歴史や学術資料について詳細な説明を受け,研修団は積極的に質問を寄せていました。半日の短い訪問でしたが,今回の交流会は本学の学生と研修団員のそれぞれにとって,貴重な体験になったと思われます。 |