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北方生物圏フィールド科学センターで畜魂祭挙行

 北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場では,11月12日(金)午後1時から,ポプラ並木中ほどに位置する畜魂碑前において,教育・研究に供された家畜の供養のために畜魂祭を執り行いました。あいにくの悪天候でしたが,長谷川周一センター長をはじめとする本センターの教職員,本センターを利用する農学部等の教職員・学生など多数の関係者に参列いただきました。
 本センター生物生産研究農場では,自給飼料を主体とする物質循環型の持続的な家畜生産を継続して行ってきており,様々な教育・研究に用いられてきています。また,家畜用飼料作物の生産から,それらを利用した家畜生産を行い,得られた生産物を加工して製品を製造するという一連の流れを教育の中心としています。これらの教育・研究活動に対して,多大な貢献をした家畜・家禽に感謝し,その御霊を供養するために,毎年畜魂祭を行っています。
 はじめに中小家畜生産研究施設,酪農生産研究施設,畜産製造施設より,家畜・家禽の飼養頭数や利用実績等の報告があり,山田敏彦農場長の挨拶の後,参列者全員で拝礼しました。最後に山田農場長から,日本の食料自給率の低さやTPPへの参加検討をはじめとする日本の農業が直面する様々な問題に関する講話があり,参列者一同,教育・研究の推進や技術の向上が不可欠であると思いを新たにしました。
 
畜魂碑に御神酒を捧げる山田農場長 激しい雨と風の中,拝礼する教職員及び学生
畜魂碑に御神酒を捧げる山田農場長 激しい雨と風の中,拝礼する教職員
及び学生
 
(北方生物圏フィールド科学センター)
 

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