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総合博物館土曜市民セミナー「博物館における映像情報デザイン」
を開催

 総合博物館では,12月11日(土)に当館の藤田良治氏が講師を務め,土曜市民セミナー「博物館における映像情報デザイン」を開催しました。
 博物館には数多くの標本があります。しかし,それらの標本を見ているだけではその価値を知ることは難しく,パネルにある説明文や写真,モニターに映し出される映像など標本を補完するツールのおかげで気づきや標本の見方を知り,理解することができます。特に,自然や産業,文化遺産など実物展示が難しい場合や標本が見つかった当時の状況,人の肉声を紹介するインタビューなどでは映像の持つ特性が発揮されます。
 今回のセミナーでは,映像コンテンツ制作の技法とそれによって観る者に与える印象などの解説に続き,映像を利用した大学博物館教育,企画展示を撮影した映像による情報記録の意味などについて,実際の映像を交えて紹介されました。参加者からは,博物館が映像コンテンツを公開することの意義やメディアリテラシーについてなど活発な質問が寄せられ,充実したセミナーとなりました。

 
講演する藤田講師
講演する藤田講師
 
(総合博物館)
 

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