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薬学部で第14回生涯教育特別講座を開催

 6月10日(金),薬学部臨床薬学講義室において生涯教育特別講座・春季講演会が開催され,薬学部同窓生,薬学部学生,他学部教員,他大学の学生など,94名が参加しました。
 薬学部生涯教育特別講座は,北大薬学部同窓生を含む医療関係及び関連領域の仕事に従事している方を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的として実施されています。
 はじめに薬学研究院臨床薬学教育研究センター 柴山良彦准教授より「先導的薬剤師養成のための卒後教育プログラム」という演題で,薬学部・卒後薬剤師教育の現状や,臨床薬学教育研究センターでの卒後教育の取り組みについて最新の情報が提供されました。続いて,名古屋市立大学大学院薬学研究科医療機能専攻生薬学分野 牧野利明准教授より「生薬・漢方薬における医療薬学的諸問題」という演題で,中国の漢方医学である“中医学”の概念や,漢方薬の基礎研究の現状について分かりやすく解説されました。会場からは数多くの質問が寄せられ,活発な議論が行われました。「日本の薬剤師教育に希望が持てた。」「漢方薬は知らない事が多く,とても新鮮だった。」など,感想も多数寄せられました。
 また,10月15日(土)午後3時30分より,秋季公開シンポジウム・教育講演が開催されます。東日本大震災を受け,東北地方へ災害医療支援に参加された先生をお招きし,災害医療についてのシンポジウムを行う予定です。詳細は薬学部ホームページ(http://www.pharm.hokudai.ac.jp/)に掲載しますので,ご覧ください。

(薬学研究院・薬学部)


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