6月30日(木)の午後1時から4時20分まで,人文・社会科学総合教育研究棟W409教室において,経済学研究科・経済学部主催による第8回プレゼン・ディベート大会に向けたセミナー「札幌市の交通デザイン」が開かれました。セミナー講師として,工学研究院の加賀屋誠一教授,北海道国際航空株式会社の小林茂顧問,NPO法人交通まちづくりコンソーシアムゆうらんの松本公洋理事長のお三方をお招きしました。
加賀屋教授には,「低炭素社会における持続可能な都市・地域の構築−札幌市における交通システムづくり」という題目で,先生の研究成果について一般向けにご講演いただきました。小林顧問からは,4つのテーマ〔1〕地域は変わる空知から石狩に,〔2〕都会生活は三大都市より札仙広福,〔3〕鉄道に向かないまち札幌,〔4〕新幹線ネットワークから外れる札幌,について本務を超えた広い視点からのご講演をいただきました。松本理事長には「札幌の交通システム(主にバス)の現状と問題点」と題して,NPO法人のご活動から得られた識見の一部を講演していただきました。
講演後は,3人の講師およびコーディネーターを務めた本研究科吉見宏教授により,セミナーテーマに関する包括的なパネル・ディスカッションが行われ,予定時間を20分以上超過して,議論が交わされました。最後に設けられた質疑応答では,札幌市のバリアフリーの状況などについて各講師の方から独自の意見を聴くことができました。10月22日(土)に開催される経済学部主催の第8回プレゼン・ディベート大会では,本セミナーの内容を有効的に活用した大きな成果が得られることを期待します。またセミナーに参加された皆様に,この場を借りて厚くお礼申し上げます。
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多くの参加があった講演の様子 |
ディスカッションの様子 |
(経済学研究科・経済学部)
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