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薬学研究院で一般救命講習を実施

 薬学研究院では,6月30日(木)と7月1日(金)の2日間で職員を対象とした一般救命講習を実施し,2回合わせて約50人が受講しました。
 この講習会は,心肺停止状態の急病人が発生した場合にどのように対処すべきかを消防署の指導を受けながら,AED(自動体外式除細動器)の使用法も含めて練習するものです。当日は,札幌市北消防署幌北出張所の協力により人形を使用しながら,講師として派遣された消防署員の指導の下,約1時間で全員が救命措置の実技訓練を行いました。
 最近はAEDの普及が進み大学内でもAEDは多くの場所に設置されていますが,実際には救命措置を行いたくても必要な措置を順序だてて行える人は少ないと思います。今回は,急病人を発見したら,まず意識や呼吸を確認して周囲へ助けを求めること,次に人口呼吸と心臓マッサージを実施しながらAEDが手に入ればそれを使用すること,そして呼吸が回復しなければ救急車が来るまで心臓マッサージなどの措置を継続すること,という救命措置の基本的な流れについて説明を受けた上で各手順を確認しながら練習を行いました。
 今回の講習では1回約25人の受講者に対し講師3名で対応していただいたおかげで,受講中に浮かんだ様々な質問にもその場で答えてもらうことができ,実際の状況をイメージしながら実技を体験できる良い講習会になりました。

AEDの操作説明を受ける受講者 心臓マッサージの方法を学ぶ受講者
AEDの操作説明を受ける受講者 心臓マッサージの方法を学ぶ受講者

(薬学研究院・薬学部)


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