総合博物館では,平成16年度から毎年カルチャーナイトに参加しています。カルチャーナイトとは,札幌の夏の一夜,文化施設などを夜間開放し,市民の方々に地域の文化を楽しんでいただくイベントです。
今年は7月15日(金)に開催され,当館では開館時間を夜9時まで延長して展示を公開しました。また,「チェンバロと星空の夕べ」という企画を実施し,当館のチェンバロ・ボランティアによるポプラチェンバロの紹介と演奏,4Dシアターボランティアによるオリジナル・プログラム「立体映像で宇宙(ほしぞら)散歩」「天かける単身赴任−織姫星と彦星」「宇宙で育つ氷の結晶」「銀河だって進化!? その歴史,覗いちゃう??」の上演,北大天文同好会によるプラネタリウムの上映,札幌星仲間による夏の星座の観望会を行いました。
今年のチェンバロ演奏会は,企画展示「Lepidoptera(レピドプテラ)空を舞う昆虫たち チョウとガの世界」の展示会場で,世界の蝶に囲まれた中,開催されました。曲目もA.カンプラ「かわいい蝶よ」やD.スカルラッティ「恋する蝶のように」など,蝶を題材としたものが多く,趣のある演奏会となりました。
整理券を配ってプログラムを上映する4Dシアターとプラネタリウムは大盛況で,整理券の配布時間には行列ができ,早い段階で配布終了になる回もありました。どちらもお子さんを連れた方が多く,大変賑わっていました。
博物館前で開催された夏の星座の観望会は,曇天ということもあり,星の代わりに木の枝や博物館のレリーフを見ることにし,札幌星仲間の方々に望遠鏡の操作方法を教えてもらいました。星空を満喫することはできませんでしたが,子供も大人も,夢中で望遠鏡を操作しました。
今年のカルチャーナイトも,閉館間際まで来館者が絶えず,盛況のうちに終了しました。
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チェンバロ演奏会の様子 |
夏の星座の観望会の様子 |
(総合博物館)
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