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先端生命科学研究院 五十嵐靖之特任教授が糖脂質,
スフィンゴ脂質のゴードン会議(イタリア開催)を主催

ゴードン会議参加者によるグループフォト

ゴードン会議参加者によるグループフォト

 先端生命科学研究院附属次世代ポストゲノム研究センター長,五十嵐靖之特任教授が会長として主催する「Glycolipid and Sphingolipid」ゴードン会議が,4月22日(日)から4月27日(金)まで,イタリア,トスカーナ州のイル・チョコリゾートホテルで成功裏に開催されました。この会議では,世界で展開されている最新の糖脂質,スフィンゴ脂質の研究成果が発表され,約40の講演,105のポスター発表が行われるなど,活発な討論が5日間にわたって繰り広げられました。特にこの1年「Nature」,「Cell」,「Science」などに載ったこの分野の研究の多くが発表紹介されたこともあって,極めて質の高い有意義な会議となりました。このゴードン会議は2年に一度,アメリカ,ヨーロッパ,アジアなどで開かれ今回が15回目になります。
 今回の参加者は世界20ヶ国以上から175名(日本とアジアから40名,ヨーロッパから85名,アメリカから50名)となり,特にポスドクや若い研究者の参加も多く,シニアな研究者と若手とが毎晩12時過ぎまでトスカーナ産ワインを傾けながら議論するなどゴードン会議にふさわしい内容となりました。日本からは30名,本学関係からも3名の招待講演者(先端生命科学研究院から2名),数題のポスター発表など積極的な参加がありました。午後の自由時間には,近くのバルガ,レッカ,モンテカルロワイナリー見学などの活動もあり,研究以外でも相互の親睦を深めることができました。会議の最終日に今回の五十嵐特任教授の会議開催と成功の努力に対してゴードンオフィスから功労賞が贈られました。次回は2014年度,アメリカのベンチューラで開催される予定です。

ゴードン会議:自然科学のそれぞれの分野において第一線で活躍する研究者を集めて開かれる,世界で最も権威のある国際会議のひとつ。

会議場の様子

会議場の様子

ゴードン会議からの功労賞

ゴードン会議からの功労賞

(生命科学院・先端生命科学研究院)

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