ビブリオバトルとは,(1)出場者が紹介したい本を持ち寄り,制限時間内でその本の魅力を語る。(2)参加者全員で本やプレゼンテーションの内容についてディスカッションする。(3)「一番読みたくなった本」(チャンプ本)を参加者全員の投票で決定する。という3つのルールで行われるもので,本を使って新たなコミュニケーションを生み出す活動として全国的に広がりをみせています。
今回は30名を超える参加者が集まり,「旅」をテーマに3名の出場者がプレゼンテーションを行いました。
出場者の研究内容や経験談を交えたプレゼンテーションに,参加者からは,「馴染みのないジャンルの本だが読んでみたいと思った」,「同じテーマでも様々なジャンルの本が紹介されて面白かった」といった感想が聞かれました。また終了後には,参加者同士が紹介された本について語り合う姿も見られ,紹介された本に強く興味を引かれた様子がうかがえました。
「北大ビブリオバトル」は今後も定期的に開催される予定です。日程は随時,附属図書館のホームページでご案内しますので,出場者として,参加者として,ぜひご参加ください。
ビブリオバトルで紹介された本
1.「ベンヤミンの黒い鞄:亡命の記録」 リーザ・フィトコ著,野村美紀子訳 晶文社(1993)
(文学研究科博士後期課程 秋元由裕)
2.「ドン・キホーテ」 セルバンテス著,牛島信明訳 岩波書店(2001)
(文学研究科博士後期課程 池田 誠)
3.「洗面器でヤギごはん」 石田ゆうすけ著 実業之日本社(2006)
(附属図書館利用支援課職員 得能由貴)
★今回のチャンプ本:「ベンヤミンの黒い鞄:亡命の記録」(獲得票数:12票)