経済学研究科では,9月14日(金),延世大学校商経大学と第17回共同セミナーを開催しました。延世大学校と本学は,2010年秋に本研究科を責任部局として,大学間交流協定を締結しました。その基盤は,1992年から札幌とソウルで交互に開催してきた共同セミナーと部局間交流協定に基づく教員・学生交流でした。
今回のセミナーでは,金融経済学,計量経済学,マクロ経済学,労働経済学,日韓経済史に関して研究報告がなされ,活発な意見交換が行われました。
今年は,部局間交流開始から20周年の節目であり,大学間交流協定締結後,初めての本学側主催でもあります。そのため,延世大学校側発起人の名誉教授が来日し,今後一層の発展について,新田孝彦理事・副学長とも意見交換を行いました。
この共同セミナーは,最先端の理論的及び実証的研究の発表の場であるとともに,東アジアにおける経済問題について日本と韓国の研究者が共通の認識を形成し,東アジア固有の問題を協力して解決していく第一歩になるものと期待しています。