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北方生物圏フィールド科学センターで畜魂祭挙行

 北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場では,10月23日(火)午後1時から,アグリフードセンター傍に位置する畜魂碑前において,教育・研究に供された家畜の供養のために畜魂祭を執り行いました。朝からの雨は止んだものの強い風が吹くなか,山田敏彦農場長をはじめとする本センターの教職員,本センターを利用する農学部等の教職員・学生など50名を超える関係者が参列しました。
 本センター生物生産研究農場では,自給飼料を主体とする物質循環型の持続的な家畜生産を継続して行ってきており,様々な教育・研究に用いられてきています。また,家畜用飼料作物の生産から,それらを利用した家畜生産を行い,得られた生産物を加工して製品を製造するという一連の流れを教育の中心としています。これらの教育・研究活動に対して,多大な貢献をした家畜・家禽に感謝し,その御霊を供養するために毎年畜魂祭を行っています。
 畜魂祭では,はじめに山田農場長の挨拶があり,参列者全員で畜魂碑に拝礼しました。その後,中小家畜生産研究施設,酪農生産研究施設,畜産製造施設より,家畜・家禽の飼養頭数や利用実績等の報告があり,最後に山田農場長から,環境に配慮するために我々が務めるべき事柄や,先日ザンビア共和国外務大臣一行が農場を訪問された際のお話があり,豊かである我々の食生活について改めて考えるきっかけとなったとともに,参列者一同,更に教育・研究の推進や技術の向上を誓いました。
畜魂碑に御神酒を捧げる山田農場長

畜魂碑に御神酒を捧げる山田農場長

利用実績等の報告をする職員

利用実績等の報告をする職員

山田農場長の話を聞く参列者

山田農場長の話を聞く参列者

畜魂碑

畜魂碑

(北方生物圏フィールド科学センター)

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