10月21日(日),30日(火),大学文書館は,北大スキー部OB会から,北大スキー部関係資料の寄贈を受けました。
受贈した資料は,戦前の北大スキー部の『部報』,1939(昭和14)年創刊以来の北大スキー部OBクラブの『会報』,日本山岳会や他大学スキー部・山岳部の機関誌,海外のスキー雑誌・技術書,古くは1907(明治40)年刊行の関係書籍,その他,優勝カップ,表彰状,スキー指導員証明書など,11箱,約250点です。
北大スキー部は,1912(大正元)年創部で今年が100周年に当たります。特に戦前期,全国大会で優勝する選手を何名も輩出するなど,日本のスキー競技をリードした歴史ある運動部です。本学の教員には,スキーを広めたハンス・コラー(ドイツ語),ノルウェー式の2本杖スキーを伝えた遠藤吉三郎(海洋生物学),全日本スキー連盟の創設や冬季オリンピック招致などに携わった大野精七(産婦人科学)などがいました。本学と北大スキー部は,日本におけるスキー普及とスキー技術の向上に大きな役割を果たしてきました。
この度,受贈した資料は,こうした本学と北大スキー部の歴史を示す,非常に貴重なものです。北大スキー部OB会では,これまでこれらの資料を整理・保管されてきましたが,今後,スキー部関係者や関心のある方々が広く利用できるように,竹内恒夫氏を中心にご奔走くださり,大学文書館にご寄贈いただくことになりました。
大学文書館では,大切に所蔵し,広く利用に供してまいります。