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薬学研究院,医学研究科,教育学研究院の主催で,
ストレスによる心の病の革新的治療を目指した領域融合研究推進事業
シンポジウム「心のいたみ・お腹のいたみ」を開催

 薬学研究院,医学研究科,教育学研究院は共同して,文部科学省特別経費「ストレスによる心の病の革新的治療を目指した領域融合研究推進事業」による研究を,平成22年度より5年間の予定で進めているところです。この度,本研究推進事業の中間報告会として「心のいたみ・お腹のいたみ」と題したシンポジウムを,1月11日(金)に,医学部学友会館「フラテ」において開催しました。
 近年,社会的なストレスの増加に伴い,うつ病や心身症などの心の病の増加が社会的にも問題となっています。また,胃腸に原因となる異常が見つからないのに,痛みや便通異常が生じる機能性消化管障害も,ストレスがその発生原因のひとつとして考えられています。そのため,これらストレスによる「心」や「お腹」の病に関する研究進展とそれを基盤とした新しい治療薬・治療法の開発は喫緊の課題となっています。
 本シンポジウムでは,「ストレスによる心の病の革新的治療を目指した領域融合研究推進事業」のこれまでの研究成果を報告するとともに,広島大学で「ストレス脆弱性克服プロジェクト」を推進している森信 繁特任教授と,脳腸相関研究の第一線で次々と研究成果を発表され,平成15年から機能性消化管障害国際ローマV委員会委員,及び平成21年からローマ委員会常設の国際リエゾン委員として国際的にも活躍されている東北大学の福土 審教授をお招きし,心の病とお腹の病に関する最新の研究成果・研究動向についてお話しいただきました。
 当日は,50名を超える教員・大学院生・学部生が参加し,大変活発な質疑応答・議論が繰り広げられ,盛会のうちに会を閉じました。
プログラム

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(薬学研究院・薬学部,医学研究科・医学部,教育学院・教育学研究院・教育学部)

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