3月8日(金),薬学研究院臨床薬学講義室において,「第1回薬学研究院研究発表会」を開催しました。本発表会は発表者のプレゼンテーション能力の向上や発表者の研究内容を他の教員が理解することを趣旨として企画しました。
まず冒頭で,松田 彰薬学研究院長による開会の挨拶で始まり,その後は「神経回路網の形成と維持の分子機構 〜その理解に向けて〜」という題目で山本 融准教授(神経科学研究室)が発表しました。続いて,「天然有機化合物の合成的手法を用いた構造解析と生物活性について」という題目で石山玄明助教(天然物化学研究室),「炎症性免疫疾患におけるJAKキナーゼTYK2の役割」という題目で室本竜太助教(衛生化学研究室)が発表しました。
発表者の研究を分かりやすく聴講者に伝えることは非常に難しかったでしょうが,それぞれの発表者が自分なりに工夫して発表したことは良い経験になりました。また,聴講者として参加した教員も他分野のプレゼンテーションを聞いて良い勉強になりました。
専門分野に関係なく,ほとんどの教員が参加した本発表会は大変盛況であり,聴講者は教員・学生合わせて100人近く集まりました。研究発表後,発表に対する活発なディスカッションが交わされ,薬学研究院の教員が行っている研究を理解する上で有意義な機会となりました。次回は今夏開催する予定です。