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総合博物館で「博物館まつり2013」を開催

 総合博物館では3月16日(土)・17日(日)に「博物館まつり2013」を開催しました。「博物館まつり」は,総合博物館における今年1年の活動内容を皆さまにお知らせするとともに,参加者の皆さまと交流を深め,情報・意見を交換するイベントです。また,博物館活動への関心を深めていただくためのバックヤードツアーや特別展示,各種イベントも行いました。
 1日目となる16日の午前には「知の交流」コーナーにおいて「年次報告会」が開催されました。高橋英樹総合博物館研究部長による「年次活動報告」,菊田 融学術研究員による「CISEねっと活動報告」が発表されるとともに,平成24年度後期にミュージアムマイスターとなった太田菜央さん(理学院)のミュージアムマイスター認定式が執り行われました。午後には「研究報告会」が開催され,研究部教員,資料部研究員,GCOE研究員,そして学生が多彩な研究や活動を分かりやすく紹介しました。
 17日は「打と磨と鑑」(さまざまな石を打ち割り,磨き,鑑定する体験イベント),「バックヤードツアー」,「岩石鑑定・同定会」,「黒曜石をみて,さわって,まなぼう」,「展示解説ツアー」,「宇宙の4Dシアター」,「チェンバロコンサート」と7つのイベントが開催されました。当日は晴天にも恵まれ,親子連れを中心に1,000人を超える皆様が来館されました。スタッフ一同の予想をはるかに超える来館者数に,「バックヤードツアー」や「宇宙の4Dシアター」など人数制限のあるすべてのイベントで,不本意ながら非常に多くの方々にイベント参加をお断りせざるを得なくなってしまいました。今後の反省とさせていただきます。
 両日を通じて,2階展示室では特別小展示「博物館まつりだけのお宝公開!」が開催されました。各分野の「お宝」と呼ぶべき秘蔵コレクションが一同に集結した同会場では,「CISEねっと展」と北大カフェプロジェクトによる「お宝カフェ」も同時開催され,来館者でにぎわっていました。また,「知の統合」コーナーでは「写真展 北方四島の自然」が開催され,ミュージアムショップにおける特別セールも大好評でした。博物館まつりにあわせて公開を開始した「北海道とアンモナイト展示コーナー」では,企画・制作を担当した学生が解説を行い,まつりに彩りを添えていました。
 大盛況のうちに幕を閉じた「博物館まつり2013」でしたが,このイベントを通じてたくさんの方々が交流を深める契機になったものと思います。また,市民の皆様が総合博物館に大きな興味・関心・期待を寄せられていることを力強く再確認できました。今後もこのような企画を通して,博物館活動のさらなる活性化に繋げていきたいと考えています。このまつりの開催は,学生,大学院生,ボランティア等々,多くの方々に支えられて初めて可能となりました。末筆ながら,この場を借りてご協力いただいた皆様へ心より御礼申し上げます。

CISEねっと
平成24年度に始まった,札幌周辺地域の教育施設が連携し,地域住民への実物科学教育を進めるためのネットワークを構築するプロジェクト。

学生による研究報告

学生による研究報告

バックヤードツアー

バックヤードツアー

(総合博物館)

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