学生の国際性を涵養し,国際社会の発展に寄与する人材の育成を目指す目的で本年4月に開設した「新渡戸カレッジ」の開校式を,5月15日(水)に高等教育推進機構大講堂で執り行いました。
開校式には,山口佳三総長(校長),數土文夫北海道大学連合同窓会会長(副校長),新田孝彦理事・副学長(副校長)をはじめ,理事・学部長等が出席するとともに,新渡戸カレッジフェロー(同窓生)及び第1期生となるカレッジ生が参加しました。
式典では山口校長から「新渡戸カレッジは,札幌農学校を卒業し,世界で活躍した新渡戸稲造にちなんで名付けられたもので,その精神を受け継ぎ将来,国際社会で活躍するグローバルリーダーを目指して欲しい」と挨拶があり,數土副校長からの激励の挨拶に続き,カレッジ生を代表して山田恵美子さんから「英語力だけでなく,国際社会で強く生き抜く力を身につけたい」と将来の抱負が述べられました。
続いて,カレッジ生の良き理解者,助言者,教育者として自立的な成長を見守り・支える役割の新渡戸カレッジフェロー10人の紹介がありました。
開校式終了後には,初めての「フェローとカレッジ生の交流会」が別室で行われ,「グローバル人材とは何か」という基本テーマに基づき,10グループに分かれて,活発かつ和やかに交流が行われました。
国際コミュニケーション力の育成等に関する教育プログラムである「新渡戸カレッジ」は,平成24年度文部科学省グローバル人材育成推進事業に採択された事業であり,本年4月に全学部の新入生(学部1年生)から397人の入学希望者があり,語学試験で選抜された129人が入校しました。
今後,カレッジ生は,留学支援英語,多文化交流科目,フィールド型演習,海外留学など,卒業までに15単位以上の授業科目の修得を目指すこととなります。