1月24日(木)午後6時15分から工学部アカデミックラウンジ3において,工学系部局なんでも相談室カウンセラーの石原一人先生による「第2回心のケアに関する講習会」を開催しました。
講習会では「メンタル不調者への対応」というテーマで,心の悩みを抱えた人をケアするための対応方法について講演いただき,学生・教職員合わせて40名の参加がありました。
今回の講習会は,教職員や学生から以前より要望のあった業務や講義に影響なく参加出来る時間に実施して欲しいという声に応え,夕方以降の時間帯に設定したこともあり,前回に比べて教職員の参加が多く,講演終了後には活発な質疑応答も行われました。
講習会終了後のアンケートは,参加者40名に対して39件と非常に回収率が高く,また,講習会参加の感想としても「面白かった」,「やや面白かった」との回答が多く寄せられ,心のケアに対する関心についても「非常に深まった」,「深まった」,「やや深まった」が9割以上もあり,講習会参加者の心のケアに対する関心の高さが感じられました。
参加者からは「話の聴き方,接し方の大切さが勉強になった」,「『カウンセリングマインド』というのは難しい」,「傾聴法の内容がとても参考になった」,「メンタル不調者の抱える問題に巻き込まれないようにすることの重要性が理解できた」,「『安全(健康)配慮義務』による切り口は使えるかもしれないと思った」等の感想や,印象に残った言葉として「聴き方の3つのステージやカウンセリングは『私はこう思う』を導く」,「普段から風通しのよい人間関係作りを心がける」,「聞くと聴くの違い」,「精神症状と同じくらい身体症状が出るということ」等,また「学生の悩みの特徴や,教員が特に気をつけるべき点などについて聞きたい」,「具体的な例をあげての演習(特に大学特有の例)を含めてほしい」等の要望が寄せられました。
工学部では,今年度以降も心のケアに関する講習会を開催していく予定です。