人材育成本部上級人材育成ステーションで「赤い糸会＆緑の会」を開催

　人材育成本部のS-cubicとHoP-Stationでは，９月３日（火）に学術交流会館にて「赤い糸会＆緑の会」を開催しました。
　本会は，企業と本学の若手博士研究者（DC，PD）との直接情報交換会であり，企業には若手研究者の高い専門性や総合力を理解いただき，若手研究者には企業の研究開発活動や企業における博士の活躍状況等を知ってもらうことで，相互理解を深め，視野の複線化，活躍フィールドの拡大を図ることを目的としています。
　平成18年に開始して以来，今回で「赤い糸会＆緑の会」は通算20回目の開催となり，若手研究者の参加も回を重ねるにつれ増加し，先端生命科学研究院，理学院，生命科学院，農学院，農学研究院，総合化学院，工学院，情報科学研究科，医学研究科，人材育成本部等から33名（DC：29名，PD等：４名）の若手研究者が参加しました。また企業からも，化学，精密機器，鉄鋼，食品，繊維，機械，電気，輸送用機器，システムサービス等の各種業界から15社（31名），さらには次回参加希望のオブザーブ企業等から医薬関連他２社（２名）にご参加いただきました。
　本会では，人材育成本部長の川端和重教授による開会挨拶，副本部長の伴戸久徳教授による趣旨説明の後，参加企業の皆様から業界動向や博士の活躍状況等の紹介が行われ，その後，若手研究者の自己紹介ポスター発表，企業ブースを訪問しての個別情報交換等が活発に行われました。
　さらにはこの「赤い糸会＆緑の会」を通じて企業に就職した若手研究者の先輩方も企業担当者として参加し，後輩達に対して熱い思いを語ってくれました。
　開催後のアンケートでも，予てからの参加者の要望に対応して実施時間を２時間長くしたことが功を奏し，「大変有意義な機会でした！」「認識を新たにしました！」「時間延長のお陰で様々な分野の情報交換ができました」「是非次回も参加したい！」との声を数多くいただくことができました。
　次回11月18日（月）の「赤い糸会＆緑の会」にも，既に13社のエントリーが確定しており，来年２月19日（水）には東京での開催も予定しています。
　終わりに，人材育成本部では以上の活動に加えて，企業研究所視察，Advanced-COSA，J-window，プレゼンテーション演習，キャリアマネジメントセミナー，企業での長期インターンシップ等を通して，これまで以上に若手研究者の実践力を高めることへ注力して参りますので，今後ともご理解とご協力をよろしくお願いします。
　なお，興味のある方は人材育成本部のホームページ（http://www2.synfoster.hokudai.ac.jp）をぜひご覧ください。