8月2日(金),薬学研究院臨床薬学講義室において,「第2回薬学研究院研究発表会」を開催しました。本発表会は発表者のプレゼンテーション能力の向上や発表者の研究内容を他の教員が理解することを趣旨として企画しているものであり,今回が第2回となります。
まず,南 雅文薬学研究院長による開会の挨拶で始まり,その後は「これまでの研究概要と今後の抱負」という題目で金田勝幸准教授(薬理学研究室),「ウイルス感染の分子機構 〜ウイルスと宿主の相互作用〜」という題目で南保明日香講師(衛生化学研究室)が発表しました。続いて,「ABCトランスポーターの動作メカニズム解明に向けた熱力学的手法を用いたアプローチ」という題目で鷲見正人助教(薬物動態解析学研究室),「新規二核金(I)触媒の合成とその有機合成への応用」という題目で大西英博助教(精密合成化学研究室)が発表しました。
第2回ということで,前回の発表の様子を踏まえて,研究分野の異なる他の研究室に自身の研究を分かりやすく伝える工夫をしている点がよく伝わる発表となっていました。また,より良い発表を行う上でのコメントも多くあり,発表者及び参加者にとって大いに参考となるものでした。
ほとんどの教職員が参加した本発表会は,70人近くが集まりました。発表に対する活発なディスカッションが交わされ,薬学研究院の教員が行っている研究を理解する上でも有意義な機会となりました。次回は今冬開催する予定です。