サマースクールに引き続き,8月2日(金)〜4日(日),本センター大会議室でグローバルCOE国際シンポジウム「境界研究:21世紀のチャレンジと展望」を開催しました。テーマ,地域毎に5セッション,2ランチオンセミナーの計7セッションが2日間にわたり組まれ,最終日の第5セッションでは,多様な対象地域・テーマを総括する形で「境界研究は新たな世界政治に向けたコンパスか?」と題したラウンドテーブルが配されました。第1日は,北米,アメリカ,北極圏を対象としたセッションが,第2日は,言語,原発をテーマとしたセッションが組まれました。特に公益社団法人北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)協賛の「北極圏」セッションは,この分野で世界的に著名な研究者が一堂に会するものとなり,地域の専門性が高いにも関わらず,他の地域を専門とする研究者達との間で白熱した議論が交わされました。本セッションは,同時通訳が提供され,日本語話者も議論に聞き入りました。
報告者国籍は,日本,アメリカ,カナダ,ロシア,フィンランド,イギリス,ポーランド,ウクライナの8ヵ国,2日間の参加者は,延べ100名に達しました。