水産科学院では,水産分野におけるサステナビリティ(持続可能性)をテーマとして掲げ,本学外国人・日本人大学院生を主な対象に,オールイングリッシュによる講義・グループワークを提供する国際サマーコースを開催しています。第3回目にあたる本年は,9月23日(月)から28日(土)までの間,大学間交流協定を締結している上海海洋大学(中国)を会場に行われ,本学(12名,うち日本人学生4名)と上海海洋大学(12名)から,計24名の学生が参加しました。
初日は上海海洋大学のYiqing ZHOU教授,Liuxiong XU教授,及びShuolin HUANG教授により世界と中国における水産資源管理の動向に関する講義が行われ,2日目には北海道立総合研究機構の永田光博博士によりサケ類の資源管理に関する講義が行われました。
また,コース中日には現地の養殖施設や魚市場を見学し,日本とは異なる養殖技術や流通形態について学び,受講生にとっては貴重な経験を得ることができました。
最終日のグループプレゼンテーションでは熱のこもったディスカッションが繰り広げられ,終了後には受講生にも安堵の表情が浮かび,フェアウェルパーティーでは各国の学生が入り交って賑やかに語り合うことができました。
同コースは,水産科学院の中期目標・中期計画に基づき,平成23年度から開催されているものであり,来年度以降も継続して実施する予定です。