北図書館では,札幌市教育委員会の依頼により札幌市立高等学校職場体験学習の生徒を平成23年度より受入れています。今年度は8月28日(水)に開成高等学校1年生2名,9月18日(水)に平岸高等学校2年生3名の計5名を受入れました。
当日は,オリエンテーションや館内ツアーを行った後,カウンター業務のほか,蔵書点検や本の装備,本の配架などの図書館業務を体験してもらいました。蔵書点検は,ポータブル端末で本に貼ってあるバーコードを読み取る作業で,あまり体験できないとのことで楽しそうに作業を行っていました。
また,事前に説明していた北図書館の課題についても業務を体験しながら対応策を考え,プログラムの最後に課題への取組について,発表してもらいました。特に「効果的な広報・掲示・展示の方法」という課題では,「ポスターコンテストを行う」,「ポスターの種類ごとに掲示場所をまとめる」など,多様なアイデアを提言がありました。
参加した生徒からは「司書さんの仕事は簡単で楽ではないということを身をもって体験出来たので良かった」,「図書館では本の貸出や返却だけではなく,利用者が常に利用しやすい環境をつくるために,館内放送や忘れ物防止の呼びかけ,推薦図書の広報といったことを行っているのがわかった」,「個人的には本を並べる作業がとても楽しかった。カウンターで人と接することも新鮮だった」などの感想が寄せられました。