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低温科学研究所がロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理学研究所と部局間交流協定を締結

 低温科学研究所では,3月18日(火)にロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理学研究所と部局間交流協定を締結し,調印式を行いました。
 調印式には太平洋地理学研究所からピョートル・バクラノフ所長ら5名,本研究所からは三寺史夫教授,白岩孝行准教授の2名が出席しました。
 太平洋地理学研究所は1971年にウラジオストックに設立された研究機関です。ロシア極東,アジア・西太平洋地域を研究対象とし,地理学,気候学,水文学,海洋学を中心とする様々な調査・研究活動を行っています。
 先方で開催された調印式においては,三寺教授が「これまで11年間にわたって培ってきた共同研究の成果に立脚し,北東アジア及びロシア極東地域の自然と環境の理解を進めるべく,様々な分野で共同研究ならびに若手研究者の育成を共同で進めたい」と抱負を述べ,太平洋地理学研究所のバクラノフ所長からは「低温科学研究所を初めとする日本の研究者とロシア人研究者が共同で実施したアムール川とオホーツク海の物質循環を解明したプロジェクトはロシアでもたいへん高く評価されている。これからも,両国が共有する北方圏の環境を理解すべく,研究と教育の分野で密接な連携を行っていきたい」と発言がありました。
 調印式の後には協定締結を記念して記念講演会及び懇親会が開催されました。今後,両研究所の間で教員・大学院生の派遣や受入,共同研究の実施等,積極的な交流連携が期待されます。
協定書を取り交わすバクラノフ所長と三寺教授

協定書を取り交わすバクラノフ所長と三寺教授

調印式における関係者集合写真

調印式における関係者集合写真

(低温科学研究所)

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