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工学部学生宮澤弘幸旧蔵アルバムを大学文書館で新たに受贈

 5月7日(水),大学文書館では,秋間美江子氏から,工学部学生宮澤弘幸旧蔵のアルバム及び写真類をご寄贈いただきました。秋間氏は宮澤弘幸のご令妹です。当日,秋間氏は三上 隆理事・副学長と面談され,直接,アルバムをお渡しくださいました。
 宮澤弘幸は,1937(昭和12)年4月,北海道帝国大学予科工類に入学し,1940年4月に工学部電気工学科に進学しました。在学中,登山,スキー,旅行と行動力溢れる活動を続けました。また,英語教師のレーン夫妻やドイツ語教師ヘッカー,学生にフランス語を教えた太黒マチルド,イタリア人留学生マライーニなどと深い親交を結び,語学に堪能で国際的視野を持った学生でした。
 しかし,アジア・太平洋戦争開戦の1941年12月8日,レーン夫妻とともに軍機保護法違反容疑で逮捕され,懲役15年を言い渡されます。いわゆる宮澤・レーン事件です。戦後,宮澤はGHQの指令で釈放されますが,苛酷な拘禁生活がもとで1947年2月に27歳の若さで逝去しました。
 40年後,弁護士上田誠吉(1926-2009年)が,『ある北大生の受難』などの著書で宮澤・レーン事件の全貌を解明し,宮澤は冤罪であったと指摘しました。
 秋間氏からは,2012(平成24)年10月に,宮澤弘幸の予科持代のアルバム1冊をご寄贈いただいております。この度,ご寄贈いただいたのは,アルバム2冊(幼少期〜中学校生徒時代,工学部学生時代)と1890〜1950年代の家族関係写真類です。
 今後,大学文書館でこれらの資料を大切に保存し,戦時中に起きた宮澤・レーン事件を風化させることがないよう,努めて参ります。
 なお,百年記念会館2階展示回廊の一角に,宮澤弘幸及び宮澤・レーン事件を紹介する展示を行っております。この度,ご寄贈いただいた写真も展示しております。ご観覧ください。
工学部学生時代のアルバム

工学部学生時代のアルバム

(大学文書館)

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