本書では,初代「忍路丸」から最新鋭の研究設備をそなえた新船「おしょろ丸V世」までの歴史や,北洋航海で北極海へ向けた調査航海の様子,操業やロープワークなどを学ぶ学生や海洋研究に挑む研究者,船を運航する乗組員の役割などを紹介しています。同行取材した総合博物館の藤田良治助教(博物館映像学)が撮影した臨場感あふれる写真が多数掲載されており,洋上での研究や教育の様子が生き生きと伝わってきます。北極海へ向かう航海中に書かれた学生によるエッセイには,船内活動の様子や船上独特の文化が描かれています。AR技術により,iPhoneやスマートフォンで専用アプリをダウンロードし,本書をスキャンすると期間限定のおしょろ丸特典動画を視聴することも可能です。総合博物館ミュージアムショップ等で販売中です。
1909年竣工の初代「忍路丸」から代を重ね,一世紀以上にわたり水産学部の教育と研究を支えてきた「洋上のキャンパス」を特別公開。大海原へと乗り出した乗船者達の挑戦が本書で甦る。(本書帯より)
タイトル:「学船 北海道大学 洋上のキャンパスおしょろ丸」
編著者:藤田良治,湯浅万紀子(北海道大学総合博物館)
サイズ:B5判
本文:96頁
定価:本体1,500円+税
出版:中西出版