お知らせ

企画展示「北方資料からみる「江戸・蝦夷・ヲロシア」交流展」
第1期:漂流民大黒屋光太夫の帰還とラクスマン来航 開催中

パネル展示 :展示期間 2014年7月1日〜2014年9月30日
関連図書展示 :展示期間 2014年7月15日〜2014年9月30日
 附属図書館正面玄関ロビーと南棟2階オープンエリアにおいて,企画展示「北方資料からみる「江戸・蝦夷・ヲロシア」交流展」を開催しています。
 附属図書館には系統的に集められた北海道(蝦夷)を含む北方地域の資料があり,国内でも有数のコレクションとして知られています。その中には,鎖国をしていた江戸時代後期,自らの意思とは無関係にロシアで異文化を体験し帰国した大黒屋光太夫・高田屋嘉兵衛らの足跡資料も残されています。
 第1期は大黒屋光太夫に焦点をあてました。コミュニケーション能力に優れ,キリル・ラクスマンとの出会いという幸運にも恵まれ,漂流民としてロシアからの最初の生還者となることができました。
 グローバル化が推し進められる現代だからこそ,辞書も文法書もない時代の異文化交流に思いを馳せ,北方資料を通してこのリアルなドラマのおもしろさを味わっていただければ幸いです。
 この展示は,北方資料ワーキンググループによる企画で,展示物の作成にあたり,文学研究科の谷本晃久准教授,スラブ・ユーラシア研究センターの兎内勇津流准教授に指導を受けました。
 玄関ロビーでは,パネルで展示の概要と地図などを,展示ケースでは関連する貴重な資料を展示しています。
 2階オープンエリアでは,小説などを中心に関連する本をまとめて展示しています。ロビー展示を見て興味の沸いた方はどうぞ手にとってご覧ください。全て貸出可能となっています。

玄関ロビーでの展示風景

玄関ロビーでの展示風景

オープンエリアでの関連本展示風景

オープンエリアでの関連本展示風景

(附属図書館)

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