北海道大学病院では,卒後臨床研修センターの主催で,10月11日(土)・12日(日)に第11回北海道大学病院指導医のための教育ワークショップ(指導医講習会)を開催しました。道内各施設から39名の医師が参加しました。
新医師臨床研修制度が創設された平成16年度以降,研修医を指導する医師の役割はますます重要になっており,本院では毎年,北海道内の教育病院における指導医の資質向上と,適切な指導体制の確立を目的として,ワークショップを開催しています。
今年度は,講師として6名の学内教員及び学外からは宮田靖志先生(独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター),川口篤也先生(公益社団法人北海道勤労者医療協会 勤医協中央病院),岸田直樹先生(一般社団法人Sapporo Medical Academy)と,タスクフォース(世話人)として7名の学内教員にご協力いただきました。
このワークショップは全12テーマのセッションに分かれており,各セッションでは「指導医・研修医のメンタルヘルス」「適切な研修医評価とそれに基づくコーチング」等の講義の後に,グループ討論・グループワーク・ロールプレイ・全体発表等を通して,参加者同士が互いに学び合い,考えを深めました。
全日程終了後,平野 聡卒後臨床研修センター長より,参加者を代表して足寄町国民健康保険病院の村上英之先生へ修了証が手渡されました。
計16時間にわたる内容の濃いワークショップを修了した参加者からは「普段意識していなかった指導方法・評価について見つめ直す機会となった」「従来考えていた指導・教育のイメージとは異なる考え方や手法の必要性を学ぶことができた」等の感想が寄せられ,実りある講習会となりました。