10月9日(木)・10日(金),低温科学研究所が当番機関となり,京王プラザホテル札幌において「国立大学附置研究所・センター長会議第1部会シンポジウム及び部会会議」を開催しました。
国立大学附置研究所・センター長会議は,全国の国立大学法人に設置された附置研究所及び研究センターの所長・センター長が相互に緊密な連絡と協力を行うことにより,我が国の学術研究の振興を図ることを目的とした組織で,3つの部会によって構成されており,そのうち第1部会は47の理工系の研究所・センターが所属しています。
9日(木)に開催した今年度のシンポジウムは,「激変する地球環境の現状と未来像」と題して,地球システムについての自然科学の研究に焦点を当てました。海洋・気象・地震と私達に身近な自然環境について,低温科学研究所の大島慶一郎教授,名古屋大学地球水循環研究センターの坪木和久教授,東京大学地震研究所の小原一成教授による講演が行われ,各講演後には参加者から多くの質問が出されるなど,盛況のうちに終了しました。
シンポジウム終了後,文部科学省研究振興局学術機関課の岡本和久課長補佐及び北山亜紗美係員出席のもと部会会議を開催しました。岡本課長補佐から国立大学の機能強化に向けての考え方,共同利用・共同研究拠点の次期認定方針等について情報提供があり,その後活発な質疑応答が行われました。
翌日10日(金)に引き続き開催した部会会議では,今後の附置研究所・センター長会議の活動方針等についての審議が行われ,2日間の日程を終了しました。