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第9回「食と健康」研究会を開催

会場の様子

会場の様子

 1月13日(火)に医学部学友会館フラテ2階特別会議室において,産学連携本部が主催する第9回「食と健康」研究会を開催しました。今回は「運動」をキーワードとして,福岡大学スポーツ科学部の田中宏暁教授より「肥満,糖尿病,高血圧,脂質異常症に対する運動療法はスロージョギングだ」と題してご講演いただきました。田中教授は,NHK番組「ためしてガッテン」などでもおなじみの「スロージョギング」の提唱者で,市民マラソンランナーとして有名な川内優輝選手の指導も行っていらっしゃいます。また,沖縄を舞台とした健康ツーリズムについてもお話しいただきました。
 次に,天使大学の武藏 学学長に「スポーツ貧血はIL-6,ヘプジンと関連するか?」と題して,スポーツ貧血についてご講演いただきました。スポーツを習慣的に行う方の中には「スポーツ貧血」と呼ばれる貧血症状が現れることがあり,その発症メカニズムについてお話しいただきました。 若手研究者による研究発表では,本学医学研究科免疫・代謝内科学分野の中村昭伸助教より「生活習慣病予防における日本食の意義」と題して,2型糖尿病の発症メカニズムや日本食の摂取による肥満防止,糖尿病の予防についての話があり,参加者は最後まで真剣な眼差しで耳を傾けていました。
 本研究会では,「食と健康」をテーマに学内外の講師,若手研究者が研究成果等を発表するとともに,企業等の皆様との意見交換の場を設けています。安全・安心で高品質な「食」に恵まれた北海道において,「食」「健康」「医療」分野におけるプロジェクトの立ち上げを目的とし,その取り組みを創出する産学官のプラットフォームを構築するため,定期的に開催しています。
 本研究会の事務局は産学連携本部が担っており,今後も皆様の期待に応えられるよう,新たなプロジェクト形成に向けて,関係者のご協力を得ながら具体的な成果の創出を目指して参ります。
 本研究会に興味のある方は,お気軽にお問い合わせください。
◆ jigyo%mcip.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)
福岡大学スポーツ科学部 田中教授

福岡大学スポーツ科学部 田中教授

天使大学 武藏学長

天使大学 武藏学長

医学研究科 中村助教

医学研究科 中村助教

(産学連携本部)

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