平成27年度の入学式を,4月8日(水)に札幌コンベンションセンターにおいて執り行いました。
式は,来賓の連合同窓会会長 石山 喬氏,読売新聞東京本社取締役論説委員 竹内政明氏,米国総領事館からの代表者,丹保憲仁元総長並びに役員及び部局長の列席の下,北海道大学交響楽団による「エルムの鐘」の演奏により開始され,山口佳三総長から新入生に対し告辞が述べられました。
はじめに,総長は告辞の中で,本学において人生における大きな宝物となる生涯の友を多く作ってほしいと述べました。
そして,本学の概要の紹介後,本学の4つの理念である「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を学生生活を送る上で常に意識してほしいと述べました。
この中で,今後の学びの中で大いにチャレンジ精神とフロンティア精神を発揮して,自らの道を切り拓いてほしいこと,平成25年度から実施している「新渡戸カレッジ」や今年度から始まる「現代日本学プログラム」などを通して,これから必要不可欠となる世界の人々とのコミュニケーション能力を磨いてほしいこと,全世界から学生が集まる本学の環境の下,多くの友人と交わり,自らを省み,自己研鑽をしてほしいこと,環境問題や経済問題,東日本大震災に伴う福島の原子力発電所等,現代社会が直面する問題の解決には科学技術,社会科学の最先端の知識が求められているため,常に自分と社会との関わりを意識してほしいと述べました。
そして,最後に,これから研究という誰も踏み入ったことのない領域を手探りで進む作業へ進むに当たり,自分流の学びの方法・姿勢を探し,確立してほしいと激励の言葉を述べました。
続いて,留学生37名を含む2,591名の入学者を代表して,片岡奈々さんによる入学者宣誓が行われました。
その後,来賓,本学役員及び部局長の紹介と続き,北海道大学交響楽団による「都ぞ弥生」の演奏で式は終了しました。
入学式終了後には,本学卒業生であり,読売新聞東京本社取締役論説委員の竹内氏から「本学卒業生からのメッセージ」としてご講演いただき,引き続き新田孝彦理事・副学長から「北大生活を送るにあたっての心構え」についてのガイダンス,北海道大学合唱団による「都ぞ弥生」及び「Sound Celebration」の合唱が行われ,すべての行事が終了しました。