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メディア・コミュニケーション研究院で国際シンポジウム
「ボーダーレス時代の互恵的第二言語教育−多元的言語学習環境の
創造」を開催

 国際広報メディア・観光学院,メディア・コミュニケーション研究院は,3月10日(火),メディア・コミュニケーション研究院105室において,国際シンポジウム「ボーダーレス時代の互恵的第二言語教育―多元的言語学習環境の創造」を開催しました。
 ヘルシンキ大学のリッカ・ランシサルミ氏(日本語専任講師・日本学兼任教授)を基調講演者に迎え,“Language as Saying, Doing, Being − and Knowing: Learning languages and about languages in the borderless age”と題して,ボーダーレス時代の言語学習の意義についてご講演いただきました。また,香港大学の萬 美保氏(日本語上級講師・日本語プログラムコーディネーター)には,香港,北京,メルボルンをオンラインで結んだ日本語学習者の合同会議について,シェフィールド大学のトム・マコーリー氏(日本語プログラムコーディネーター・日本留学コーディネーター)には,日本人学生とイギリス人学生が互いの外国語学習を支援するタンデム・ラーニングについてご報告いただきました。
 外国語教育センターからは,中国人留学生のティーチング・フェロー活用による中国語教育アクティブ・ラーニングと国際交流科目受講生に対するアンケート調査の報告がありました。国際広報メディア・観光学院生2名が,日本語・韓国語の学習困難度に関する研究発表(村山友里枝),小樽商科大学とジョージア大学の遠隔協働学習の実践報告(中津川雅宣)を行った後,パネル・ディスカッション「東アジアに多元的言語学習共同体の創造は可能か」が実施され,招待講演者3名の他,メディア・コミュニケーション研究院の飯田真紀准教授,清水賢一郎准教授が参加し,互恵的外国語学習の可能性について討議しました。
 学内外から延べ43名の参加があり,ヨーロッパや香港の状況を参考に,日本における今後の外国語教育のあり方について熱心な意見交換がなされました。
東京外国語大学の藤森弘子氏より質問を受ける香港大学の萬氏

東京外国語大学の藤森弘子氏より質問を受ける
香港大学の萬氏

中国語TFプロジェクトチームによるアクティブ・ラーニングの発表

中国語TFプロジェクトチームによる
アクティブ・ラーニングの発表

(国際広報メディア・観光学院,メディア・コミュニケーション研究院)

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