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山口総長が日米イノベーション人材育成有識者ラウンドテーブルに
出席

 6月23日(火)午後,山口佳三総長は米国ワシントンD.C.で開催された日米イノベーション人材育成有識者ラウンドテーブルに出席しました。この会合は総理訪米等で日米同盟強化の機運が高まる中,日米両国の大学,産業界のトップが日米で共通する課題について意見交換を行う場を設け,科学技術及び教育分野での21世紀の日米関係を確固たるものとするとともに,人類繁栄への新たな協力関係構築に資するため,今回初めて開催されたものです。
 泉 博康在米日本大使館首席公使の開会挨拶の後,森田正信文部科学省高等教育局高等教育企画課長が下村博文文部科学大臣のメッセージを代読しました。続いて米国側は,米産学フォーラム(Business Higher Education Forum: BHEF)からウィリアム・E・カーワン メリーランド大学学長,日本側は松本 紘理化学研究所理事長の挨拶がありました。
 山口総長は,理化学研究所の松本理事長をモデレーターに,ステファン・ジョエル・テッヘンバーグ ジョージ・ワシントン大学名誉学長,カーワン メリーランド大学学長,中村道治科学技術振興機構理事長が登壇したSession #1: New Education for Innovative era − Beyond STEM Education −(セッション1:新たなリベラル教育)において,NITOBE教育システムを中心とする本学の教育改革について発表を行いました。Session #2: Data Science and how we prepare(セッション2:データサイエンスの協働発展)では,現代社会に必要なデータサイエンス分野の技能にどのように取り組むかについて,米産学フォーラムCEOのブライアン・K・フィッツジェラルド氏をモデレーターに,デビッド・B・ウィリアムズ オハイオ州立大学工学部長,パトリック・オセア メリーランド大学副学長,クリストファー・ヴァレンティノ ノースロップ・グラマン社サイバーインテリジェンス部門ディレクター,安西祐一郎日本学術振興会理事長,辻井潤一産業技術総合研究所人工知能研究センター長が発表を行いました。
 会合では,日米の機関における取り組みの発表と意見交換が行われ,最後にマーク・ライトン ワシントン大学セントルイス校学長が閉会の辞を述べて散会となりました。
 なお,山口総長は同日午前に開催された米産学フォーラムのメンバーズミーティングに出席し,データサイエンスに関する米国の学界と産業界による議論に耳を傾けました。
発表する山口総長

発表する山口総長

ラウンドテーブルの様子ラウンドテーブルの様子

ラウンドテーブルの様子

(国際本部国際連携課)

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