薬学部では,7月10日(金)に薬学部臨床薬学講義室において生涯教育特別講座・春季講演会を開催しました。同特別講座は,医療関係及び関連領域の仕事に従事される方を対象に,医療における諸問題について最新の情報を提供することを目的としており,薬学部の同窓生や薬学部学生・教職員,地域の薬剤師など70名の参加がありました。
今回は,北海道情報大学医療情報学部の西平 順教授を講師に迎え,「科学的エビデンスに基づく食品の機能性評価」と題して講演いただきました。
西平教授は食品が身体に及ぼす効果を評価する「食の臨床試験」を実施するため,地域社会に密着した連携システムを作り上げました。本講演では「江別モデル」と言われるその研究内容を含めた,食品の機能性評価について詳しい解説がありました。
講演後は多くの質問があり,活発な議論が行われ,参加者からは「食の臨床試験が思っていたより進んでいると知りました」「北海道の食に貢献する研究を通して価値あるものにしているのは素晴らしいと思いました」などの感想が多数寄せられました。