全学ニュース

北海道大学ホームカミングデー2015の開催

―第4回ホームカミングデーを終えて―

広報室総長補佐 西口 規彦 (にしぐち のりひこ)

 9月26日(土),「Be ambitious again!」をモットーに,「北海道大学ホームカミングデー2015」を開催しました。少し肌寒い秋らしい天気の中,多くの同窓生が札幌キャンパスに集い,盛況の内に幕を閉じました。
 同窓生を迎えるに当たり,全学行事と部局・同窓会が主催する行事を企画しました。全学行事としては,クラーク会館講堂を会場に「歓迎式典・記念講演会」を開催しました。講演会に続いて,現役学生による歓迎のステージ,恵迪寮同窓会の有志による寮歌斉唱が行われ,様々な世代の同窓生が若い世代の学生達と一堂に会し,同窓生同士のさらなる繋がりを期待できる会となりました。
 全学行事の終了後には,ほっかいどう同窓会が主催するランチパーティで交流を深め,学生時代を懐かしみながら各学部等へ足を運ぶ同窓生が多く見られました。
 多くの部局や同窓会が25日(金)から26日(土)にかけて,ホームカミングデー開催に合わせて講演会や研究室見学会,懇親会,同窓会総会などを開催し,まさに大学全体の同窓会となりました。各部局ではそれぞれ,現役学生と同窓生,旧教職員との交流を図る企画を実施したり,在学生の家族が参加する企画を行ったりと,様々な形の交流の場が広がりました。
 次回,第5回のホームカミングデーは来年,平成28年9月24日(土)に予定しています。来年も各部局・同窓会等のご協力を得て,同窓生の皆様に喜んでいただけるイベントにしていきたいと考えています。再び多くの同窓生が集うことを願っております。
当日の様子

当日の様子

当日の様子

当日の様子

当日の様子

当日の様子

当 日 の 様 子


全学行事

総務企画部広報課

歓迎式典・記念講演会

9月26日(土)10:00〜11:45  クラーク会館講堂  参加者約260名

 ホームカミングデーの全学行事として「歓迎式典・記念講演会」を行いました。
 会場となったクラーク会館講堂が多くの同窓生や関係者で埋まるなか,北海道大学交響楽団の弦楽四重奏による「都ぞ弥生」「永遠の幸」の演奏で式典は幕を開けました。
 司会は本学経済学部の卒業生である北海道放送株式会社(HBC)の船越ゆかりさんが務め,最初に,山口佳三総長が「進化する北海道大学」と題して本学の近況を報告し,「同窓生の皆様には本学の強力な応援団になっていただきたい」とのメッセージを伝えました。次に,石山 喬北海道大学連合同窓会会長が歓迎の挨拶として,国立大学を取り巻く環境とともに,連合同窓会の果たす役割や意義について話されました。
 続いて,小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトに携わる理学研究院の圦本尚義教授が「ここまでわかった!『はやぶさ』による科学 何がわかる?『はやぶさ2』による科学」と題して講演を行い,わかりやすく,ユーモアを交えながら研究内容を説明しました。
 そして,歓迎のステージでは,マンドリンクラブの北海道大学チルコロ・マンドリニスティコ「アウロラ」が,優しい曲調からダイナミックな曲まで4曲を披露し,会場に素敵な音色を響かせてくれました。
 ステージの締めくくりは,「都ぞ弥生」の斉唱です。斉唱時には恵迪寮同窓会の呼びかけで役員等もステージに上がり,客席の方々は席を立ち隣の方と肩を組み,会場が一体となりフィナーレを迎えました。同窓生の皆様には本学の“今”を体感していただけたことと思います。
 また,式典開始前には,オープンエデュケーションセンターの藤田良治准教授が制作した映像を会場内スクリーンで上映し,本学の特色や色彩豊かなキャンパスを紹介しました。
交響楽団による演奏

交響楽団による演奏

司会を務めた船越さん

司会を務めた船越さん

本学の近況を報告する山口総長

本学の近況を報告する山口総長

歓迎の挨拶を述べる石山会長

歓迎の挨拶を述べる石山会長

講演する圦本先生

講演する圦本先生

アウロラによる歓迎のステージ

アウロラによる歓迎のステージ

恵迪寮同窓会有志の皆様

恵迪寮同窓会有志の皆様

「都ぞ弥生」斉唱で参加者が一体となった会場

「都ぞ弥生」斉唱で参加者が一体となった会場


部局・同窓会主催行事

文学研究科・文学部,教育学院・教育学研究院・教育学部,法学研究科・法学部,経済学研究科・経済学部

公開シンポジウム・同窓会総会・同窓会合同懇親会

9月26日(土)14:00〜19:00  人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)103室等  参加者171名

 文学部・教育学部・法学部・経済学部の4部局による共同開催として,「北海道新幹線開業が意味するもの〜津軽海峡を越え北へ,そして未来へ向けて〜」と題し,北海道新幹線が北海道経済に与える影響などについて考えることを趣旨に公開シンポジウムを開催しました。
 本シンポジウムは,山口佳三総長の挨拶後,前半部門は,3人の講師による各講演が行われ,後半部門は吉見 宏経済学研究科長を総合司会に迎え,活発なパネルディスカッションを展開しました。
 「旅と鉄道」編集長の芦原 伸氏から新幹線の旅の面白さや意義,特に北海道に新幹線がやってくることでの新たな楽しみ方や旅の可能性について,元株式会社AIRDO副社長の小林 茂氏から北海道に新幹線が来ることの経済的意義について,JR北海道観光開発室長の長谷川潤氏からJR北海道にとっての意味や,今般の開通は函館までであることから道南圏への意義とそれ以外の地域,特に札幌を中心とした道央圏への意味合いについて,意見が述べられました。
 来年3月26日の北海道新幹線開業まで半年となり,2030年度を予定する札幌延伸を見据えた課題はタイムリーで市民の関心も高いことから,同窓生に加えて一般市民など約170名が訪れ,会場は満席となりました。予定の時間を超過する活発な意見交換が行われ,充実した講演シンポジウムは成功裡に終了しました。
 公開講演会終了後は,各学部同窓会による総会,次いで,文学部・教育学部・法学部・経済学部同窓会による合同懇親会が行われ,こちらも多数の方が出席され,和やかな歓談のひと時を過ごし,学部を超えての交流を深め,盛会のうちに終了しました。
講演をする小林氏

講演をする小林氏

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

参加者の様子

参加者の様子


医学研究科・医学部

北海道大学医学部フラテ祭2015

9月26日(土)14:00〜19:00  医学部学友会館「フラテ」  参加者141名

 医学部では,ホームカミングデー部局開催行事として,「北海道大学医学部フラテ祭2015」を開催しました。
 第1部の施設・キャンパスツアーでは,教員がツアーコンダクターとなり,参加者を案内しました。今年度は「陽子線治療センター」が新たな見学場所となり,参加者は大変興味深そうに説明に耳を傾けていました。また,バスで構内の名所を巡り,参加者は解説を聞きながら見学を楽しまれていました。
 第2部の講演会では,笠原正典医学部長,寳金清博北海道大学病院長,公益財団法人札幌がんセミナーで理事長をされている小林 博北海道大学名誉教授が講演を行いました。小林名誉教授の「がんに挑む がんに学ぶ」と題した講演は,特に興味をそそる内容であり,参加者は熱心に聞き入っていました。
 講演後は第11回目となる音羽博次奨学基金授与式が行われ,笠原医学部長より12名の学生に奨学金が授与されました。
 第3部の交歓会では,フラテホールにて北海道大学合唱団とピアノ伴奏による「都ぞ弥生」「学友会歌」の合奏が披露され,その後,大研修室へ場所を移し,祝宴を開催しました。祝宴半ばで,医学部公認サークルによるサークル活動の紹介がありました。現役学生による発表は大変好評で,学生父母から「文武両道で活躍する姿を見ることができて良かった」との感想をいただきました。現役学生・学生父母・同窓生・教員が一堂に会し和やかな歓談のひと時を過ごし,交流を深めることができました。
陽子線治療センターの見学の様子

陽子線治療センターの見学の様子

講演する小林名誉教授

講演する小林名誉教授

医学部公認サークルによる活動発表の様子

医学部公認サークルによる活動発表の様子


保健科学院・保健科学研究院・医学部保健学科

保健科学研究院ホームカミングデー(分野紹介・講演会)

9月26日(土)13:30〜16:10  保健科学研究院6階大会議室  参加者60名

 保健科学院・保健科学研究院・医学部保健学科では,保健科学研究院ホームカミングデー(分野紹介・講演会)と題し,保健科学研究院の各分野から最近の教育研究の諸活動などについて近況の報告と,卒業生の方々を講師としてお迎えし,これまでの歩み,現在の活動状況などをお話ししていただきました。
 伊達広行研究院長からの開催の挨拶に始まり,分野紹介では,最近の教育研究について紹介し,講演会では,高室典子氏(株式会社ekbサービス(助産院エ・ク・ボ)代表取締役,一般社団法人北海道助産師会会長)に,「出会う母親たちが教えてくれた大切なこと−地域における助産師活動を通して−」と題し,フロンティア精神をもつ助産師が社長になり,地域でおこした新しい事業展開とそこから生み出されたものについてお話しいただきました。
 次に,熊澤誠志氏(北海道科学大学保健医療学部診療放射線学科教授)に,「試される大志」と題し,クラーク博士に促されて抱いた大志とともに,紆余曲折,七転八倒,走りながら考える日々の進捗をお話しいただきました。
 講演後の質疑応答も活発に行われ,好評のうちに終了しました。
開会の挨拶をする伊達研究院長

開会の挨拶をする伊達研究院長

分野紹介の様子

分野紹介の様子

高室講師による講演

高室講師による講演

熊澤講師による講演

熊澤講師による講演


歯学研究科・歯学部

最新の歯学研究と歯科医療を知る!!

9月26日(土)13:30〜15:30  歯学研究科A棟2階歯学部講堂  参加者9名

 歯学研究科・歯学部では,「最新の歯学研究と歯科医療を知る!!」と題して,本研究科所属教員による最新の研究及び臨床についての講演会を企画しました。
 歯学部講堂で開催した講演会では,はじめに横山敦郎研究科長・学部長が歓迎の挨拶を述べた後,本年4月から使用可能となった多目的会議室等,新たな施設の説明を含め,歯学部の現況報告を行いました。
 引き続き,歯科医療及び研究の最新トピックスについて,本研究科所属の各分野の教員が報告を行いましたが,参加者はメモをとるなどしながら,各教員の説明に熱心に聞き入っていました。
 その後,飯田順一郎副病院長(歯科担当)が,一昨年に移転を終え,診療を開始した歯科診療センターの紹介を行いました。  歯学研究科・歯学部の講演会は,予定時間を超えて行われ,盛会のうちに終了しました。
横山研究科長・学部長による挨拶

横山研究科長・学部長による挨拶

飯田副病院長によるセンター紹介

飯田副病院長によるセンター紹介


獣医学研究科・獣医学部

獣医学部同窓会平成27年度通常総会,
フォーラム「はばたけ未来のフロンティア・ベッツ」(交流会),懇親会

9月26日(土)13:00〜18:30  獣医学部講義棟会議室・講堂  参加者 84名

 本年度も昨年度と同様に,獣医学部同窓会通常総会及びフォーラム(交流会)をホームカミングデーの日程にあわせて開催しました。
 午後1時から開催した獣医学部同窓会平成27年度通常総会では,53名の同窓生にご参加いただき,平成26年度事業報告・決算の承認や平成27年度事業計画・収支予算案など,計5号の議案について審議しました。その後,84名の同窓生及び学生が参加して開催したフォーラム(交流会)では,「はばたけ未来のフロンティア・ベッツ」と題して卒業後10〜60年目の各世代の同窓生6名より,ご自身の経歴をお話しいただくとともに,就職を控えた学部5年生に向けてアドバイスやエールのお言葉をいただきました。各講演に対して5年生2〜3名ずつに自分の将来の方向性を見据えた上で講演者に質問をしてもらいました。現役学生と同窓生との交流を図るという点では大変良い企画になったのではないかと思います。
 懇親会は,午後5時15分より会議室にて開催され,約70名の学生・同窓生の参加があり,短い時間ではありましたが,交流を深めることができました。ホームカミングデーを同窓生に浸透させる意味で,事前に卒業後節目の年となる各世代にホームカミングデーに合わせて同期会の開催をお願いしたところ,平成7年卒業の同窓生が約10名交流会と懇親会に参加していただき,大変盛況の会となりました。
記念写真

記念写真

フォーラムで講演する同窓生

フォーラムで講演する同窓生

フォーラムで質問する学生

フォーラムで質問する学生

懇親会の様子

懇親会の様子


情報科学研究科

北楡会母校交流会

9月25日(金)13:30〜19:30  情報科学研究科  参加者79名

 9月25日(金),工学部情報エレクトロニクス学科,情報科学研究科及び旧電気,電子,情報,生体系の各学科の同窓会である北楡会が,母校交流会を行いました。
 最初に,大学側とOB・OG側から最近のトピックスについて講演を行いました。大学側からは,情報科学研究科の村山明宏教授から「電子と光の情報を結ぶ:量子ドットが拓く未来の光電情報変換」と題した講演がありました。OB・OG側からは,北海道ガス株式会社の栗田哲也部長から,「エネルギーの高度利用技術とスマートエネルギーネットワーク社会〜期待が高まる工学および情報科学の役割〜」と題した講演がありました。
 引き続き,21研究室の大学院生が,所属する研究室の研究内容についてOB・OGにわかりやすく説明するというポスター発表を行いました。発表を担当する学生とOB・OGが熱心に研究内容を議論する姿が見られました。
 次に,OB・OGが2グループに分かれ,各グループが実際に5つの研究室を訪問して研究活動の現場を見学するとともに,学生・教員と意見交換を行いました。
 最後に,工学部食堂に場所を移し,立食パーティ形式で懇親会を行いました。OB・OG26名,職員・学生53名の合わせて79名が参加し,ポスター発表の表彰,情報エレクトロニクス学科の近況,学生の就職の話題等で大いに盛り上がりました。最後は北海道大学応援団のリードにより「都ぞ弥生」を歌い,散会しました。
村山教授の講演

村山教授の講演

ポスター展示

ポスター展示


水産科学院・水産科学研究院・水産学部/北水同窓会

水産学部卒業生のつどい〜講演会〜

9月26日(土)14:00〜16:00  百年記念会館大会議室  参加者48名

 本学部卒業生の加藤秀弘氏(東京海洋大学教授)による講演会を,午後2時から百年記念会館大会議室において行いました。
 講演会に先立ち,安井 肇研究院長から昨年竣工したおしょろ丸の紹介や教育研究活動の近況報告の後,横山 清北水同窓会会長(北海道大学連合同窓会副会長)から,学生当時の思い出を交えながら挨拶がありました。続いて,講演会では,加藤氏から「鯨類が目指す二つの道」と題し,大きく2つの分類に分かれるクジラの進化や生態の違いなど,興味深い内容のお話をいただきました。また,捕鯨に関する世界情勢についても,国際会議の動向を踏まえ,まだまだ先の見えない捕鯨問題についてお話をいただきました。会場には,同窓生,教職員,学生あわせて50名ほどが出席し,講演終了後は,出席した学生が講師を囲み懇談するなど,和やかな雰囲気のなか盛況のうちに閉会となりました。
横山北水同窓会会長の挨拶

横山北水同窓会会長の挨拶

加藤氏による講演

加藤氏による講演

講演会場の様子

講演会場の様子


環境科学院・地球環境科学研究院

松野環境科学賞授賞式,修了生講演会,コース・研究室紹介,パネル展示,懇親会

9月25日(金)14:00〜19:30  授賞式,講演会,展示:環境科学院  懇親会:大学生協北部食堂  参加者69名

 環境科学院では,修了生の経験や実社会の状況を在学生に届けて活かしてもらえるよう,在学生に多く集まってもらえる金曜日にホームカミングデーイベントを開催しました。
 今年はまず始めに,今年度創設された松野環境科学賞の授賞式を執り行い,環境科学院の各専攻より選ばれた4名の受賞者が,拍手の中,賞を受け取りました。
 続いて,修了生による講演会を開催しました。今回は国家公務員,北海道職員,弁理士,高等専門学校教員,大学研究員,研究所教員として社会で活躍されている修了生6名から講演いただき,大学院時代の研究内容をはじめ,就職活動,現在の仕事内容や,その職業に就くまでの経緯,環境科学院での経験が現在の仕事にどのように活かされているかなど,とても興味深いお話を共有いただきました。
 講演会後は,場所を移して懇親会を行いましたが,卒業生や学生,教員,今回の講演者,受賞者が集い,会食・懇談を楽しんでいました。講演者に個人的に質問をしたり,初対面同士で会話を楽しんだり,短い時間ではありましたが,終始和やかな雰囲気の中で交流することができました。
松野環境科学賞授賞式記念撮影

松野環境科学賞授賞式記念撮影

修了生講演会の様子

修了生講演会の様子

講演会聴講者の様子

講演会聴講者の様子


理学院・理学研究院・理学部,生命科学院・先端生命科学研究院/理学部同窓会

理学部ホームカミングデー

9月26日(土)13:30〜18:00  理学部2号館玄関ロビー他  参加者89名

 4回目となる理学部ホームカミングデーは,今年も理学部同窓会の総会をこの日にあわせて開催しました。
 最初に,2号館玄関ロビーを会場に,理学部の現況報告を行いました。石森浩一郎理学研究院長・理学部長,橋孝行同窓会理事長の歓迎の挨拶の後,石森研究院長が近年の改組により複雑化した研究院・学院組織の説明や,理学部をめぐる最近のトピックスに関して報告しました。
 次いで,同窓会からの奨学金により海外の国際会議等において研究発表を行った大学院生3名が,旅行中のエピソードや初めての海外発表で緊張から起こしてしまった失敗談などを交えた発表を行い,同窓生の方々は笑顔で聞き入っていました。
 その後,理学部同窓会通常総会を2号館講義室で開催し,議案に対する審議を行いました。例年どおり多くの同窓生に出席いただき,同窓会の運営に関して熱心な質問や意見交換がなされました。
 総会終了後,教職員と同窓生はファカルティハウス「エンレイソウ」に移動し,理学部&同窓会交流会に参加しました。石森研究院長の挨拶の後,数学科出身の山口佳三総長から,本学の教育研究活動の様々な取組の紹介とともに,本学への支援のお願いの後,山口総長の発声による乾杯で交流会が幕開けしました。
 立食形式による1時間半ほどの会でしたが,和やかな雰囲気で進み,歓談の合間には,現職教員が各学科の近況を報告し,また同窓生の出席者からは理学部を応援するお言葉をいただきました。
 橋同窓会理事長の閉会挨拶・乾杯の後,同窓生は出身学科の教員の案内で理学部建物に戻り,研究室見学,現役学生・教員との懇談会に参加して交流を深めていました。
石森理学研究院長の近況報告

石森理学研究院長の近況報告

同窓会奨学生の発表

同窓会奨学生の発表

同窓会総会の様子

同窓会総会の様子

交流会で挨拶する山口総長

交流会で挨拶する山口総長


農学院・農学研究院・農学部

市民公開・農学特別講演会

9月25日(金)13:30〜15:40  農学部大講堂  参加者132名

 農学院・農学研究院・農学部は,札幌農林学会・札幌農学同窓会とともに,同窓生,市民,教職員,学生を対象として,9月25日(金)に農学部大講堂において,市民公開農学特別講演会を開催しました。市民公開農学特別講演会は,明治31年に発足した札幌農林学会が開催してきた学術講演会を継承・発展させたもので,100年以上の歴史があり,平成9年から市民公開農学特別講演会と名称を改め,広く一般市民の方々に公開しています。
 横田 篤研究院長の挨拶の後,農学研究院の岩間和人特任教授より「おいもわかきもおいも」と題して,一貫して研究の対象とされてきた「ばれいしょ」についての講演がありました。ばれいしょが南米からいかに日本にもたらされたのか,夏が涼しいために北海道でとれるばれいしょがおいしいことなど,ばれいしょを巡る興味深い話がありました。また,現在取り組んでいる乾燥に強い品種の育成の研究紹介もありました。
 続いて,農学研究院の丸谷知己特任教授より「土砂災害から命を守る−山はいかに崩れ,土砂はいかに運ばれるのか−」と題して講演がありました。九州で20年もの間継続して渓流の計測を続けて土砂移動のメカニズムを解明したことや,ニュージーランドでの土砂運搬の解析など,「地球と格闘」してきた研究の紹介がありました。土砂の大きな動きのなかで災害を完全に防ぐことは不可能で,減災を目指し,最後は避難する備えの重要性を指摘しました。
 同窓生だけではなく一般市民の方にも多くお越しいただき,大講堂が満員になる132人に参加いただきました。両先生の大変興味深く,刺激的なお話に,皆さん聞き入っていました。
岩間特任教授

岩間特任教授

丸谷特任教授

丸谷特任教授

会場を埋め尽くす数多くの参加者

会場を埋め尽くす数多くの参加者


国際広報メディア・観光学院,メディア・コミュニケーション研究院

HCD@IMCTS修了生meet在学生
学生制作学院PRビデオ放映,修了生講演会(1部・2部),在校生パネル討論会:ミニシンポジウム「在校生と考える夕張の過去・現在・
未来」,国際広報メディア・観光学院同窓会総会・懇親会

9月26日(土)13:00〜20:00  メディア・コミュニケーション研究院メディア棟  参加者80名

 国際広報メディア・観光学院のホームカミングデーは,今年も本学院の学生が制作した「学院PRビデオ」の放映で開幕しました。
 修了生講演会第1部では,名塩征史氏(静岡大学グローバル企画推進室特任助教)より,「日常のコミュニケーションを支える〈知〉の探求:日本語教育・相互行為分析を通して」と題して,また,第2部では赤穂雄磨氏(観光創造ラボ代表社員)より「観光業における起業の実務:知っておくべきお得な!?情報」と題して講演いただきました。
 在校生パネル討論会「在校生と考える夕張の過去・現在・未来」では,国際広報メディア専攻及び観光創造専攻の両専攻の博士後期課程学生をメインとして,財政破綻からの再生を目指す夕張の実態や今後の活動をテーマにディスカッションを行い,本学院の伝統であるプロジェクト型演習を再現しました。聴衆からも活発な質疑応答が行われ,見所のある催しとなりました。
 同窓会総会では,札幌,東京,北京における活発な活動について報告が行われ,今後,同窓会の組織率をさらに高めていくことを課題に挙げました。続く懇親会は修了生,教員,在学生や本学院のOB教員で賑わい,盛会のうちに終了しました。

工学院・工学研究院・工学部

北海道大学工学系イノベーションフォーラム2015,北工会サークル展示,
保護者・OB・OGとの全体懇親会

北海道大学工学系イノベーションフォーラム2015

9月25日(金)13:30〜16:15  情報科学研究科A21教室,2階ロビー  参加者88名

 本フォーラムは,工学研究院における地域連携や社会連携に向けた研究を支援することを目的とした工学系連携推進部と,工学部情報エレクトロニクス学科及び情報科学研究科の同窓会である北楡会の共催事業として実施しました。
 開会の挨拶の後,講演の部としてイノベーションに関連した講演を情報科学研究科A21教室で2題実施しました。
 最初に,北海道ガス株式会社スマートエネルギー推進部の栗田哲也部長から「エネルギーの高度利用技術とスマートエネルギーネットワーク社会〜期待が高まる工学および情報科学の役割〜」について発表が行われました。
 続いて,情報科学研究科の村山明宏教授から「電子と光の情報を結ぶ:量子ドットが拓く未来の光電情報変換」について発表が行われました。
 引き続き,ポスター発表の部として,2階ロビーで工学研究院及び情報科学研究科の最近の代表的研究成果について,36題のポスター発表を実施しました。このポスター発表のうち20課題については,工学系連携推進部ホームページで工学系研究者シーズ集Vol.13として公開していますので,ぜひご覧願います。
http://labs.eng.hokudai.ac.jp/office/elo/jp/seeds/
北海道ガス株式会社 栗田氏

北海道ガス株式会社 栗田氏

熱心に講演を聞く参加者

熱心に講演を聞く参加者

パネル展示

パネル展示

北工会サークル展示

9月25日(金)16:00〜20:00,26日(土)9:00〜17:00  工学部正面玄関ホール

 工学部正面玄関において,北工会(工学部の教職員・学生等の親睦団体)の公認サークルによる作品(書道,写真,生け花)を展示しました。
 平日からの展示ということもあり,ホームカミングデー来場者以外に,在学生や外部からの来訪者の方々も,足を止めて作品に見入っていたのが印象的でした。
サークル展示の様子 サークル展示の様子

サークル展示の様子

「世界に幸せをもたらす工学」

9月26日(土)13:30〜16:00  工学研究院  参加者233名

 教育・キャリア企画室では,工学部ホームカミングデー「世界に幸せをもたらす工学」を全体テーマに,コースによる4つのプログラムの他,今年度初めて「保護者との懇談会」を実施しました。
 保護者との懇談会では,最初に工学部長及び教育・キャリア企画室長により,様々な面から工学の教育・研究の現状について講演が行われ,次に各コースに分かれ,担当教員によるコースの説明や個別面談等が行われました。
 参加した同窓生はお互い学生時代を懐かしんだり,また在学生のみならず保護者の方々とも年代を超えて交流を深めたりしていました。

プログラム

 社会基盤学コース・国土政策学コース 「土木実験棟への思いと今後の土木教育」
  @現土木実験棟・新棟建築場所ツアー
  AOB,学生,教員による土木教育に関する意見交換
 建築都市コース
  @学生による研究室紹介(優秀発表の表彰あり)
  AOB・OGと学生との座談会
 衛生環境工学コース 「世界で活躍する環境工学」
  @講演会
  AOBからの話題提供による座談会
  Bパネル討論,学生との懇談会
 資源循環システムコース 「未来の資源教育を考える」
  @講演会
  A教員・学生・OB/OG・講演者によるディスカッション

保護者・OB・OGとの全体懇親会

9月26日(土)16:00〜17:00  工学部食堂  参加者131名

 工学部食堂において,工学部のOB・OGである同窓生や保護者の方々を多数お迎えし,全体懇親会を開催しました。
 保護者の方が参加される懇親会は,工学部では初めての試みでしたが,70名近い保護者の方々を含む,総勢130名以上での大規模なものとなりました。
 懇親会の冒頭では,名和豊春工学部長からの挨拶があり,引き続き,馬場直志工学部同窓会理事長からご挨拶をいただいた後,石山 喬北海道大学連合同窓会会長による乾杯の音頭で歓談に移りました。
 参加された保護者の方々は,現役教員や他の保護者の方と熱心にお話をされており,また,同窓生の方々も級友との再会を大いに楽しんでおられました。
 最後は小林幸徳工学研究院副研究院長からの閉会の挨拶により,盛会のうちに終了しました。
名和工学部長挨拶

名和工学部長挨拶

石山北海道大学連合同窓会会長による乾杯の音頭

石山北海道大学連合同窓会会長による
乾杯の音頭

歓談風景

歓談風景


薬学研究院・薬学部

薬学部創立60周年記念講演会

9月26日(土)15:50〜16:40  薬学部臨床薬学講義室  参加者130名

 薬学研究院・薬学部は1954年に医学部薬学科として設置され,昨年で創立60周年を迎えました。昨年は建物の改修・改築工事の途中であったため,工事が終了した今年,ホームカミングデーにあわせて,「北海道大学薬学部創立60周年及び総合研究棟建築・管理研究棟改修完成記念行事」を執り行いました。
 記念式典の後,ホームカミングデーの企画として開催した「創立60周年記念講演会」では,本学部17期(1974年卒)の堅田利明先生(東京大学大学院薬学系研究科教授)に,「北大薬・卒業研究で見出したGタンパク質に魅せられて」と題し,本薬学部での卒業研究をきっかけとして発展されてきたご自身のこれまでの研究の流れを,当時の思い出話を交えてお話しいただきました。引き続き行われた,15期(1972年卒)松田 彰先生(本学薬学研究院特任教授,前薬学研究院長)の「大学の大衆化から淘汰の時代を迎えて」と題した講演では,少子高齢化が進み,18才人口が減っていく我が国において,今後大学が直面すると予想される問題及びそれに次世代の大学関係者がどう対処していくべきか,などに関してお話がありました。
 講演会終了後,同窓生対象に改修・改築工事が終了した建物の内覧会を行い,新装した研究室や実験室を見学していただきました。同窓生は在籍していた頃の様子との違いに驚かれたり,懐かしんでいただいた様子で,予定時間を超過し好評のうち終了しました。
発表する堅田教授

発表する堅田教授

発表する松田特任教授

発表する松田特任教授


北方生物圏フィールド科学センター

「生物生産研究農場」ミニツアー,植物園の見学

9月26日(土)ミニツアー/14:30〜15:00,15:30〜16:00 植物園/9:00〜16:00  生物生産研究農場,植物園  参加者30名

 北方生物圏フィールド科学センターでは,耕地圏ステーション生物生産研究農場のミニツアーと植物園見学を実施しました。
 「生物生産研究農場」ミニツアーにおいては,9名の参加者があり,放牧地,牛舎及びススキ試験圃場で山田敏彦農場長が説明を行いました。参加者からは,身近に作物や家畜に触れられたと,好評でした。
 また,植物園においては,幅広い年代にわたる卒業生等21名が来園し,温室・博物館・宮部金吾記念館など園内を懐かしそうに見学していました。
「生物生産研究農場」ミニツアー

「生物生産研究農場」ミニツアー

「植物園の見学」の来園者

「植物園の見学」の来園者


附属図書館

企画展示:「北海道の地名」パネル展示,「TEDxHokkaidoU連携図書」展示

9月26日(土)9:00〜19:00  附属図書館本館ロビー&オープンエリア  参加者10名

 附属図書館では,本館内の自由見学と,ロビーにおいて「北海道の地名展」と題した地名の由来・語源等のパネル展示(7月1日〜9月30日),オープンエリアにおいて「冒険の誘惑」と題したTEDxHokkaidoU連携図書展示(9月24日〜10月13日)をご覧いただきました。
 北海道の地名は,「空知」(ソラプチペッ/「滝がごちゃごちゃ落ちている川」の意)や「積丹」(シャク・コタン/「夏の村」の意)等,その多くはアイヌ語に由来していますが,日本語に由来した地名や「日高」等日本書紀から命名された地名もあります。
 語源には諸説ありますが,附属図書館では,山田秀三著『北海道の地名』を基礎資料として,これら地名の由来,語源等を紹介しました。
 TEDxHokkaidoU連携図書展示は,10月11日(日)開催のトークイベント「Allure of Adventure」にあわせ,運営スタッフが選んだ「冒険の誘惑」を思い浮かばせる図書を展示しました。
 ホームカミングデー当日の見学者は少なかったのですが,展示期間中は多くの同窓生や元教職員の方,市民の方にご覧いただき,好評を得ました。
ロビーでのパネル展示

ロビーでのパネル展示

展示期間中の評価

展示期間中の評価

オープンエリアでの図書展示

オープンエリアでの図書展示


総合博物館

中谷宇吉郎復元研究室のガイドツアー

9月26日(土)10:00〜16:40(6回)  総合博物館 中谷宇吉郎復元研究室  参加者40名

 総合博物館では,雪の科学者として知られる中谷宇吉郎元教授がお使いになっていた居室を紹介する企画を実施しました。
 総合博物館は来年7月のリニューアルオープンに向け改修工事が続いていますが,札幌キャンパス内では,多くの同窓生や元教職員の方々の思い出が刻み込まれている歴史的な建物の一つですので,この度のホームカミングデー1日だけの試みとして当企画を実施しました。
 中谷宇吉郎復元研究室は,この度の耐震改修工事において耐震壁が設置されるなど,撤去の危機に何度も瀕しましたが,保存に対する熱い思いを抱かれている多くの関係者らのご支援により,元の姿を留めることができました。部屋の中には往時を感じられる什器や機器とともに説明パネルを配することによって,中谷元教授をご存知ない方でも楽しんでいただける工夫を施しました。
 この度の企画の案内役としては,当館ボランティアであり関連資料を多く寄贈してくださった山崎敏晴氏をはじめ,当館で鉱物標本等を研究してきた松枝大治名誉教授と後任となる山本順司准教授が務めました。なるべく多くの方にご覧いただくために所要時間は40分間程度とし,1時間に1回,計6回の案内ツアーを計画しました。ツアー内容は,中谷元教授の生い立ちの解説から始め,次いで人工雪の研究内容とその過程,さらにその後に展開されていった様々な研究分野を紹介し,最後に随筆家または芸術家としての側面にも触れることで,中谷元教授の多彩な人生を感じていただけるよう努めました。
 総計40名の方にお越しいただき,大変にぎやかな案内ツアーとなりました。
参加された方々との記念写真

参加された方々との記念写真

展示物を案内する様子

展示物を案内する様子


学務部学務企画課(北海道地区国立大学連携教育機構)

双方向遠隔授業体験会,道内教養教育連携実施におけるICT機器を
活用した最先端の高等教育について

9月26日(土)13:00〜16:30  高等教育推進機構S2講義室,S12講義室  参加者10名

 現在,本学をはじめ道内の国立大学間で実施している教養教育連携実施事業について紹介するため,S2講義室及びS12講義室を双方向遠隔授業システムにより接続して,双方向遠隔授業の体験会を開催しました。
 最初に,本事業のPRビデオを上映し,本事業の概要や双方向遠隔授業システムの機器構成等について紹介した後,平成26年度後期から実施された遠隔授業の中から,大講義室において行われた授業,小教室において行われたアクティブラーニング型授業の一例を紹介しました。
 また,本システムにより導入された電子黒板等の機器操作体験を行い,遠隔教室との相互の書き込みができることを体験していただきました。
 続いて,模擬授業として,最近の本学に関する問題を出題し,クリッカーと呼ばれる応答装置により来場者に回答していただきました。
 その後,来場者と双方向遠隔授業システムや遠隔授業の実施規模,本システムの今後の可能性等について意見交換を行いました。
双方向遠隔授業体験会の様子

双方向遠隔授業体験会の様子


北大キャンパスビジットプロジェクト(学務部入試課担当)

キャンパスツアー −現役北大生とめぐるキャンパス今昔−

9月26日(土)13:00〜15:00  札幌キャンパス構内  参加者10名

 全体行事の会場となったクラーク会館を出発し,参加者の出身学部に応じてコースを分けて札幌キャンパス構内を順次巡り,高等教育推進機構を最終到達地点としたツアーを実施し,10名の方に参加していただきました。
 ツアー中は,スタッフである現役学生がコース中にある各学部の現在の様子などを紹介し,参加者から本学で学ばれていた当時の話を伺うという形で進行しました。参加者からは本学で学ばれていた当時を思い出して懐かしむ声が挙がる一方で,構内の新しい建物への質問などがあり,スタッフである現役学生がそれに答えながら参加者の在学当時の様子について詳しく聞く場面があるなど,現役学生と同窓生が交流を深める貴重な機会となりました。
 ツアー終了後には,参加者からは「建物,歴史等について初めて知ることがあり,大変勉強になった」「昔とは変わったところがたくさんあった」等の感想が寄せられました。
 北大キャンパスビジットプロジェクトでは,年に数回,一般市民向けのキャンパスツアーを行っており,今秋にもキャンパスツアーを実施する予定です。今回,ご参加いただいた方々から伺うことができた過去の様子なども参考にし,これからのキャンパスツアーをより良いものにしていきたいと思います。
キャンパス内を歩く現役学生と同窓生

キャンパス内を歩く現役学生と同窓生

現役学生スタッフによるガイドを真剣に聞き入る同窓生

現役学生スタッフによるガイドを
真剣に聞き入る同窓生

キャンパスの今昔を語り合う様子

キャンパスの今昔を語り合う様子


産学・地域協働推進機構

北キャンパスと産学協働活動の紹介

9月26日(土)11:30〜13:30  クラーク会館3階展示場  参加者30名

 9月26日(土)に北海道大学ホームカミングデー2015に出展しました。この出展は,ランチパーティー(主催:北海道大学,北海道大学連合同窓会,北海道大学ほっかいどう同窓会)と同時開催とし,食事を楽しみながら本学の産学協働の取り組みや,最近の社会貢献等の動向について知っていただくというものです。
 道産食材を片手に,多くのOB,OGの方にお越しいただき,熱心にパネルやパンフレットを見ていただきました。なお,本出展には北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会にも参加いただき,北キャンパスの歴史の変遷と,最新の航空写真を使ったパネルによる説明を行っていただきました。
 OB,OGの皆様には,本学や北海道に何らかの貢献をしたいという意思をお持ちの方が多くいらっしゃいます。今回もその気持ちがひしひしと伝わった一日となりました。
説明の様子

説明の様子

展示パネル

展示パネル


ほっかいどう同窓会

ホームカミングデー・ランチパーティー

9月26日(土)11:30〜13:30  クラーク会館3階展示場  参加者164名

 ほっかいどう同窓会では北海道大学・同連合同窓会との3者共催で,全学行事の歓迎式典・記念講演会に引き続いてランチパーティーを行いました。
 近藤龍夫ほっかいどう同窓会会長の歓迎挨拶に引き続いて,山口佳三北海道大学総長と石山 喬連合同窓会会長の挨拶をいただいた後,懇親に入りました。
 北海道大学の役員,全国から集まった同窓生,歓迎式典のステージに彩りを添えた学生等により会場は溢れんばかりの大盛況で,北海道産のチーズ・サーモン・ハムなどをふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら,歓談や名刺交換などで親交を深めました。
 また,会場入口での産学・地域協働推進機構主催のポスターセッションもこのパーティーと両々相まって好評でした。
 閉会は,齋藤和雄連合同窓会・ほっかいどう同窓会副会長の音頭でお開きとなりました。
近藤会長の歓迎挨拶

近藤会長の歓迎挨拶

司会の坂本 容副会長

司会の坂本 容副会長

パーティー風景 パーティー風景

パーティー風景


恵迪寮同窓会

文化講演と寮歌の集い

9月26日(土)14:30〜18:00  クラーク会館大集会室  参加者100名

 恵迪寮同窓会独自の行事として,今年も「文化講演と寮歌の集い」をクラーク会館大集会室で開催し,OBや現寮生ら延べ100名近い参加がありました。
 このうち文化講演は,北大における有島武郎研究の第一人者である神谷忠孝名誉教授(S33年入寮)により「有島武郎と北大・恵迪寮」と題して行われました。神谷名誉教授は,恵迪寮舎監時代の寮日誌や資料等から当時の寮生がよく訓練され,談論風発の気概にみなぎっていたことを紹介しました。さらに社会主義,自由思想に傾注していく有島が,農科大学を愛しながらも,妻・安子の死去をきっかけに退職し,作家として独立するとともに,理想を貫く有島が父の遺した牧場の解放に向けて動き出す様を手紙などの資料をもとに解説しました。最後に,婦人公論の女性編集者と軽井沢の別荘で心中するまでの,時代に苦悩する“人間有島”の理想主義者としての生き方を紹介しました。
 第2部の「寮歌の集い」には,傘寿を大幅に超えた大先輩から,10代の現寮生まで,70歳以上の年の差を超えて幅広い仲間が参加しました。恒例の「都ぞ弥生」斉唱の後,新しい趣向として氏平増之氏(S38入寮)や千川浩治氏(S40同)の指導でドイツ語版,ロシア語版,アイヌ語版の「都ぞ弥生」を熱唱しました。また,東京から駆けつけた須賀正太郎氏(S28同)が2年がかりで語訳した中国語版を同期の仲間と合唱し,さらに,現在同窓会で進行中の3種の音源で作る「都ぞ弥生」CD制作に協力してくれている北海道大学交響楽団の弦楽四重奏のメンバーも,バイオリンで「都ぞ弥生」のほか名寮歌を演奏してくれました。
 各年代順で名寮歌を蛮歌放声した後,「都ぞ弥生」を5番まで歌い,最後に来年の再会を期して「別離の歌」で締めくくりました。
有島の心情を解析する神谷名誉教授

有島の心情を解析する神谷名誉教授

「都ぞ弥生」を熱唱する同窓生

「都ぞ弥生」を熱唱する同窓生

寮歌の集いに花を添える交響楽団員による演奏

寮歌の集いに花を添える交響楽団員による演奏

肩を組み合って「都ぞ弥生」を高唱

肩を組み合って「都ぞ弥生」を高唱

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