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「第27回北海道大学教育ワークショップ」を開催

 高等教育推進機構高等教育研修センターでは,9月8日(火)・9日(水)に北海道の大学等に着任して5年未満の新任教員を対象とした新任教員研修(北海道大学教育ワークショップ)を高等教育推進機構S講義棟S5講義室で開催しました。
 本ワークショップは,本学が平成10年度から毎年実施してきたもので,平成19年度からは,6月と11月の年2回,宿泊を含めた「合宿型」として2日間実施しており,今回初めて宿泊を含めない「通い型」として,9月に本学キャンパス内で2日間実施しました。
 6月に続き,本年4月1日付けで高等教育推進機構に設置された高等教育研修センターが企画・主催し,「学生主体型授業の設計」をテーマに開催しました。学内の教員27名,学外の教員8名の参加があり,仮想の授業科目を発案し,そのシラバス作成を通じて,教育の基礎を理解し,授業のデザイン方法,新しい教育手法等を身に付けることを目指しました。
 開催にあたり,細川敏幸副センター長から挨拶があった後,オリエンテーションを行い,5グループに分かれて「自分の教育観を考える」と題した研修が行われ,その後,シラバスを作成するメインプログラムに入りました。
 このプログラムは,課題の「レクチャー」「グループ討論」及び「成果の発表,全体討論」を1セットに3つの課題を3セット行い,参加者はシラバスを具体的に作り上げていく過程を通して,授業の目的・内容・評価方法の3つの基本的要素を体験的に学びました。また,各セットの間には自身のシラバスの校正と講師による添削,授業での悩みを解決する方法を考えるワークショップが行われました。
 最後に,細川副センター長から受講者へ教育ワークショップ修了証書が手渡され,全日程が終了しました。
 事後アンケートでは「異分野の先生方と交流できて良かった」「シラバスの作成プロセスが理解できて良かった」「他の先生の授業に対する考え方が聞けて参考になった」等の意見が見られ,大変有意義なワークショップとなりました。
 高等教育研修センターでは,今年度は,本ワークショップの実施回数を年3回に拡大する等,既存のFDに加えて新しい試みも計画していますので,積極的にご参加願います。
グループ討論の様子

グループ討論の様子

課題成果発表の様子

課題成果発表の様子

修了証書授与の様子

修了証書授与の様子

(高等教育推進機構)

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