9月17日(木)・18日(金)の2日間,平成27年度北海道地区大学図書館職員フレッシュ・パーソン・セミナーが附属図書館大会議室において開催され,道内の国公私立大学図書館職員22名が参加しました。
このセミナーは,北海道地区の大学図書館に新規に採用・配属された図書館職員に対し,大学図書館の現状と課題,及び業務遂行に必要な基礎的知識の習得を目的とする研修を行うと共に,同世代職員との情報交換・交流の機会を設けることにより,人的ネットワークの形成を促し,地区内の図書館の活性化と若手職員の育成に資することを目的として,国立大学図書館協会北海道地区協会と北海道地区大学図書館協議会の共催により隔年で開催しているものです。今回は2回目の開催となります。
初日は,富田健市事務部長による講義「大学図書館を取り巻く環境」のほか,酪農学園大学附属図書館の頭川恵子事務課長による資料収集と管理に関する講義,札幌医科大学附属総合情報センターの今野 穂主任司書による研究支援と情報発信に関する講義が行われました。次いで,所属大学図書館を3分間で紹介することをテーマとしたプレゼンテーション実習が行われました。
2日目は,小樽商科大学附属図書館の結城憲司学術情報課長による大学図書館の社会貢献に関する講義,野中雄司学習支援担当係長による学習支援の講義の後,NPO法人大学図書館支援機構の高野真理子氏による「学習支援とインストラクショナルデザイン:アクティブラーニングの技法」の講義を踏まえて,参加者がグループに分かれて学習支援を企画し,発表する「グループ討議」が行われました。
全てのプログラム終了後,富田事務部長から参加者に修了証書が交付され,セミナーは終了となりましたが,参加者からは「全体的なスキルを身につける為の大変良いセミナーを受けることができた」「自分の考えや他の人の考えを短時間でまとめることの難しさや楽しさを改めて知ることができた」「グループ演習は難しかったが,非常に勉強になった」「他館の活動を知ることで今後の実務につなげたい」等の感想が多く寄せられ,大変有意義なセミナーとなりました。