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故高嶋英雄氏撮影写真等の資料を大学文書館で受贈

 10月23日(金)及び30日(金)に,大学文書館では,高橋英樹総合博物館教授のご仲介を得て,故高嶋英雄氏(1930−2015年)が撮影された写真等の資料を,ご夫人の栄子氏からご寄贈いただきました。
 高嶋英雄氏は,1948(昭和23)年北海道大学医学部附属病院に職員として就職されました。1959(昭和34)年の附属病院中央検査室(後の検査部)フォトセンターの設置と共にその技術員となり,1963(昭和38)年にはフォトセンター技官に昇任し,1991(平成3)年に退職されるまで勤められました。附属病院検査部フォトセンターは,医療や医学研究・教育に関わる写真撮影や資料画像作成を行う部署です。
 また,高嶋氏は風景写真の撮影を趣味とされ,特に本学構内の写真を撮り続け,退職後も頻繁にキャンパスを訪れて撮影をされていました。本学が創基100周年を記念して刊行した『写真集 北大百年』(1976年)を編纂する際にも,構内の現況写真撮影に協力されたほか,1991年には『写真集 北大の四季』(北海道大学図書刊行会)を出版されました。また,絵ハガキや大学刊行物にも写真を提供されています。
 今回,ご寄贈いただいた写真資料は,ほとんどがマウント付きカラーポジ写真を一定数まとめて専用ケースに収納する形で整理されており,各専用ケースには「北大の自然」,「エルムの学園」などの撮影テーマを表題として付してあります。専用ケースの数は約200冊に及びます。1970年半ば以降の大学構内の風景写真が多くを占めますが,他に旅行先の風景写真や,エキノコックスに関する資料写真などもあります。
 今後は,大学文書館において大切に保管し,展示や刊行物掲載などの利用を通じて,広く写真を紹介してまいります。
原生林内のエンレイソウ

原生林内のエンレイソウ

モデルバーン

モデルバーン

第一農場

第一農場

(大学文書館)

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