役員便り

理事 菅野 政利

北大フロンティア基金を育てましょう

理事 菅野 政利 (かんの まさとし)

 平成18年10月から募金を開始した「北大フロンティア基金」は,活動開始から9年を迎えました。この間に多数の法人・個人の皆様から寄せられましたご厚意に感謝申し上げます。

北大フロンティア基金は9歳になりました

 北大フロンティア基金は,平成16年4月に国立大学が法人化され大学運営の自由度が拡大される一方,運営費交付金が毎年減額される厳しい財政事情を背景に,独自の財源を拡充する必要から,本学130年目の挑戦として創設したものです。

 募金目標額は50億円とし,第2期中期目標期間終了時までにその半分程度を目途として募金活動を進めて参りましたが,おかげさまで本年3月末現在,募金累計額は約30億円となっています。内訳は,企業等からの寄付が延べ744件で約14億円,卒業生,在学生,父兄,教職員など個人からの寄付が延べ16,109件で約16億円です。

 また,年度別の推移をみると,実質初年度となる平成19年度の7億円をピークにキャンペーン期間であった当初5年間は比較的好調に集まっていましたが,主だった企業等法人への依頼が概ね一巡したこともあり,年々寄付受入額が減少し,昨年度は1億5千万円に留まりました。

北大フロンティア基金は困っています

 北大フロンティア基金の資金は,新渡戸カレッジ生をはじめとする海外留学奨学金,成績優秀者等への各種奨学金,海外からの留学生への生活支援,運動部・文化サークルなどへの活動支援,コミュニケーションスキルアップセミナーなどの就職活動支援,大学病院院内学級整備や学部等の教育研究への助成支援などに幅広く活用されてきました。
 本学は今,「Hokkaidoユニバーサルキャンパス・イニシアチブ」構想を進めており,海外への留学生派遣や海外からの留学生受入を大幅に増やしていく予定で,これまで以上に奨学金資金が必要になる見込みです。資金運用環境も厳しく超低金利が続くなか,これらの資金を運用益だけでは到底賄えず,本来積立金を想定していた一般資金も,寄付金の元本部分を取り崩さざるを得ない状況となっています。

北大フロンティア基金を育てましょう

 現役教職員の寄付率はどのくらいだと思いますか? 実は,現役教職員の北大フロンティア基金への寄付率は,延数で約50%に留まっています。これは複数回を含む延数ですので,つまり,半数以上の教職員はまだ一度も寄付をしていないことになります。

 基金室としては,今後より一層精力的に企業や卒業生,在学生父兄等に寄付を呼びかけて参ります。寄付をお願いできそうな企業や篤志家などに関し思い当たることがありましたら,どんどん基金室へ情報をお寄せください。また外部に頼るのと併せ,内輪である現役教職員の皆さんにもご協力いただきたいと思います。

 北海道大学の未来のために,皆さんで北大フロンティア基金を育てましょう。そして,皆さんの名前が北大総合博物館の銘板に刻まれること(寄付額累計20万円以上)を期待しています。
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