全学ニュース　平成28年度入学式の挙行

　平成28年度の入学式を，４月８日（金）に札幌コンベンションセンターにおいて執り行いました。
　式は，来賓の連合同窓会会長　石山　喬氏，文部科学省科学技術・学術政策研究所長　川上伸昭氏，米国，中華人民共和国及びオーストラリア領事館からの代表者，丹保憲仁元総長並びに理事，副学長，監事及び部局長の列席の下，北海道大学交響楽団による「エルムの鐘」の演奏により開始され，山口佳三総長から新入生に対し告辞が述べられました。
　はじめに，山口総長は告辞の中で，本学において人生における大きな宝物となる生涯の友を多く作ってほしいと述べました。
　そして，本学の概要の紹介後，本学の４つの理念である「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」を学生生活を送る上で常に意識してほしいと述べました。
　この中で，今後の学生生活の中で大いにチャレンジ精神とフロンティア精神を発揮して，自らの道を切り拓いてほしいこと，「新渡戸カレッジ」や「現代日本学プログラム」，「Hokkaidoサマー・インスティテュート」や「ラーニング・サテライト」などの事業を通して，これから必要不可欠となるコミュニケーション能力を養ってほしいこと，全世界から学生が集まる本学の環境の下，多くの友人と接し，自らを省み，自己研鑽をしてほしいこと，環境問題やエネルギー問題や経済問題など，現代社会が直面する問題は全て複合的な課題であることから，その解決には科学技術のみならず社会科学の最前線における活動が求められているため，常に自分と社会との関わりを意識してほしいと述べました。
　そして，最後に，これから研究という誰も踏み入ったことのない領域を手探りで行う作業へ進むに当たり，自分流の学び方・姿勢を探し，確立してほしいと激励の言葉を述べました。
　続いて，留学生38名を含む2,606名の入学者を代表して，山田啓明さんによる入学者宣誓が行われました。
　その後，来賓，本学理事，副学長，監事及び部局長の紹介と続き，北海道大学交響楽団による「都ぞ弥生」の演奏で式は終了しました。
　入学式終了後には，本学卒業生であり，文部科学省科学技術・学術政策研究所長　川上氏から「本学卒業生からのメッセージ」としてご講演いただき，引き続き新田孝彦理事・副学長から「北大生活を送るにあたっての心構え」についてのガイダンス，北海道大学合唱団による「都ぞ弥生」及び「斎太郎節」の合唱が行われ，全ての行事が終了しました。