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第14回北海道大学・北京科技大学ジョイントシンポジウムを開催

集合写真

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 3月7日(月)・8日(火)に,第14回北海道大学・北京科技大学ジョイントシンポジウムを開催しました。本学は1986年に中国の大学として最初の大学間交流協定を北京鉄鋼学院(1988年に北京科技大学に改称)と締結しました。これを機に,教育・研究交流の一環として1988年から交互にホスト校となりジョイントシンポジウムを継続的に開催しています。
 今回で14回目を迎えた本シンポジウムは,全体会議,2つの分科会及び学生の研究発表からなり,北京科技大学を会場として盛大に開催されました。今回は,山口佳三総長の代理として寺尾宏明副学長が出席し,工学研究院,工学院,情報科学研究科及び総合化学院から教職員10名と学生12名の合計22名が出席しました。
 7日(月)午前9時30分から,Techart Plaza F USTBを会場に全体会議が開催され,北京科技大学のGe Wang副学長から今年は協定締結30周年の記念の年であること,これまでの交流を祝うとともに今後も継続的な両校の交流と発展を願う旨の挨拶がありました。
 続いて,寺尾副学長から本学では2013〜2015年の3年間に北京科技大学から約30名の交換留学生を受け入れていること,大学間交流協定を締結している約30の中国の大学の中で最も活発な交流を行っている大学であること,本シンポジウムが両大学の益々の発展に繋がることを期待する旨の山口総長の挨拶文が代読されました。
 この後,Kanjun Guo国際センター処長から北京科技大学の概要とこれまでの両大学の交流状況について紹介がありました。次いで,記念品の交換が行われ,Zhang Xinxin学長から今回のシンポジウムを記念した銅製の銘皿が寺尾副学長に,寺尾副学長からは優佳良織のテーブルクロスがZhang学長にそれぞれ贈られました。名和豊春工学研究院長からは,工学研究院等の概要がユーモアを交えて紹介されました。最後に,両校の学生生活について,北京科技大学の学生と中川祐貴さん(工学院材料科学専攻DC3年)からそれぞれ紹介があり,大いに会場を沸かせました。この後,キャンパスツアーが実施され,2008年の北京オリンピックに使用された体育館,食堂,学生寮等を見学しました。
 同日午後2時からは,シンポジウムA(材料)とシンポジウムB(情報,機械,化学)の2つの分科会が,それぞれ材料学院と情報学院に分かれて実施され,両大学16名の教員が各自の研究について発表し,活発な討論が行われました。
 8日(火)午前9時からは,学生の研究発表が国際センター多機能教室において行われました。まず,ショートプレゼンテーションとして,29人の学生から1人2分間の口頭発表があり,両校の教員による5段階の評価が行われました。次に,会場内のポスターにより学生と教員を含む参加者による意見交換が熱心に行われました。
 午後6時30分からは北京市内の日本食レストランでレセプションが開催されました。その席上,名和工学研究院長から研究発表の優秀学生4名(各校上位2名)に対して,表彰状が授与されました。また,学生も含めた両校の相互理解と親睦を深め,次回は札幌での開催を約束して,全ての行事を終了しました。
 なお,今回のシンポジウム開催に当たり,北京科技大学から本学に留学経験がある学生や留学を希望している学生,本学のインターンシップ研修生を世話した経験のある学生等が多数ボランティアとして参加し,シンポジウムの円滑な運営と両校の友好に大いに貢献しました。
Wang副学長の基調講演

Wang副学長の基調講演

寺尾副学長の挨拶

寺尾副学長の挨拶

全体会議の様子

全体会議の様子

名和工学研究院長(中央)と優秀論文発表者

名和工学研究院長(中央)と優秀論文発表者

(工学院・工学研究院・工学部,情報科学研究科,総合化学院)

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