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国際本部で「ホリデーイン日高」を開催

 7月9日(土)・10日(日)の2日間,日高町にて「ホリデーイン日高」を開催しました。この事業は,留学生の異文化交流を目的として,また平成23年度からは,青木麻衣子准教授が担当している一般教育演習(フレッシュマンセミナー)「『国際交流』を実践する」と連動して,国際本部と国立日高青少年自然の家との共催で毎年開催しており,25回目となる今年は,11ヶ国18名の外国人留学生と,21名の日本人学生が参加しました。
 1日目は日本人学生が企画した,アイヌに関するクイズ等のオリエンテーションに参加した後,昼食には,鹿の焼肉,オオウバユリやイナキビの団子など,アイヌ民族の料理がふんだんに盛り込まれた弁当を食べました。午後からは,平取町立二風谷アイヌ文化博物館で日本語,英語の両方で説明を受けながら,アイヌの民具について見学しました。夕方からは国立日高青少年自然の家に移動し,アイヌの早口言葉や歌,アイヌ舞踊を体験しました。参加者は説明に真剣に耳を傾け,最後には自分たちから前に出て踊り出すなど,大いに盛り上がりました。そして夜には,敷地内のグリーンホールでグループ毎に分かれてバーベキューを食べ,グループ内の親交を深めていました。
 2日目は午前中に,アイヌの伝統的な文様を学んだうえで,コースターの木彫り体験を行いました。参加者はウロコ彫りという彫り方に苦戦しながらも,最後は思い思いのコースターを完成させていました。午後には,各グループで2日間の活動のまとめを行った後,そのまとめについて発表し,イベントは終了しました。
 参加者は2日間を通じて,留学生と日本人からなる合計6グループに分かれてプログラムを体験することで,アイヌ文化について理解を深めるとともに,参加者間での交流が深まり,それぞれの文化を互いに学ぶ良い機会となりました。
二風谷アイヌ文化博物館での様子

二風谷アイヌ文化博物館での様子

アイヌ舞踊の様子

アイヌ舞踊の様子

バーベキューの様子

バーベキューの様子

(国際本部国際交流課)

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