現代日本学プログラム課程では,7月16日(土)から18日(月・祝)まで,新十津川町で観光資源の発掘を目的としたワークショップを行いました(担当教員:メディア・コミュニケーション研究院 スザンネ・クリーン准教授,シュテファニー・アスマン特任教授)。
現代日本学プログラム課程専門科目及び国際交流科目の集中講義として実施したこのワークショップは,新十津川町が取り組む観光資源発掘事業に協力する形で昨年度から実施しているもので,今年度は一般社団法人北海道開発協会の助成を受けています。
「新十津川町産の食材を使い,学生それぞれの食文化の観点を活かしたメニューの提案」をテーマとし,同課程の外国人留学生(ベトナム,シンガポール,フィンランド)7名と学士課程の日本人学生2名の計9名が参加しました。ワークショップ実施前には,本学で準備のためのレクチャーや新十津川町民と共同で調理実習を数回開催しました。
新十津川町で実施したワークショップでは,町内の文化施設の見学,農家へのホームステイ等を通じ,地域の方々との交流を深め,地元の食材を活かしたメニューを考案し,最終日には実際に調理して町役場職員や町民が試食する機会を設け,選考会を兼ねた交流会を行いました。学生達が提案したメニューは好評で,普段接触のない多様なステークホルダー同士が,地域固有の食文化を共に考える大変有意義な機会となりました。
このワークショップの報告会は,10月21日(金)に国際本部で実施する予定です。関心をお持ちの方はぜひご来場ください。