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総合博物館リニューアルオープン

 総合博物館は,耐震改修工事に伴い平成27年4月1日から公開を休止していましたが,7月26日(火)にリニューアルオープンしました。
 この度のリニューアルでは,札幌農学校時代から蓄積された膨大な標本・資料とその研究成果を紹介する展示を充実させました。また,全12学部の教育研究といくつかの部局の先進的な研究を紹介する展示「北大のいま」,標本を五感で体験していただく「感じる展示室」,研究者や博物館ボランティアのバックヤードでの活動を垣間見ていただく「ミュージアムラボ」を新設しました。他にも,多目的スペースやラウンジ,ミュージアムショップやカフェからなる「知の交差点」エリアも新設しました。夏季(6〜10月)の金曜日は午後9時まで開館することとし,これまで以上に市民に親しまれる博物館を目指します。
 リニューアルオープン当日は爽やかな夏空に恵まれ,開館前から多くの方々に並んでいただきました。午前10時の開館時には,ミュージアムマイスターの日下 葵さん(理学院修士1年)が歓迎のスピーチを行い,14名の学生が来館者を館内へと順次ご案内しました。学生は大学院の授業「博物館コミュニケーション特論」の受講生で,各自の専門分野を活かし,この日のために特別な展示解説ツアーを企画・実施し,様々な年代の来館者と博物館をつなぐ役割を果たしました。また,ボランティアによるポプラチェンバロコンサートは満席になる盛況ぶりでした。
 午後からは理学部大講堂にて,リニューアルオープン記念式典を行いました。協賛企業の皆様や学内関係者が参加する中,総合博物館の中川光弘館長の式辞の後,山口佳三総長から挨拶があり,来賓の北海道博物館の石森秀三館長,総合博物館の小泉 格初代館長から祝辞を賜りました。続いて,江田真毅講師より総合博物館リニューアルの概要について説明を行いました。
 その後,総合博物館正面玄関前に移動し,石森北海道博物館長,小泉初代館長,山口総長,川端和重理事・副学長,中川館長によるテープカットを行い,続く内覧会では館内各所を博物館教員が解説案内しました。
 夕方からファカルティハウス「エンレイソウ」レストランエルムで行われた記念祝賀会にも,来賓の皆様,多くの関係者にお集まりいただき,当館と相互協力協定を結んでいるむかわ町の竹中喜之町長,協賛企業を代表して株式会社AIRDOの谷 寧久代表取締役社長よりスピーチをいただきました。途中,リニューアルオープン初日の来館者が,2,091名との発表があり,会場からは大きな拍手が起こりました。関係各位,協賛いただきました皆様のご協力により,無事リニューアルオープンを迎えることができましたことを御礼申し上げます。
リニューアルオープンを心待ちにする来館者

リニューアルオープンを心待ちにする来館者

記念式典での山口総長による挨拶

記念式典での山口総長による挨拶

博物館前でのテープカット(左から,川端理事・副学長,小泉初代館長,石森北海道博物館長,山口総長,中川館長)

博物館前でのテープカット
(左から,川端理事・副学長,小泉初代館長,
石森北海道博物館長,山口総長,中川館長)

内覧会の様子

内覧会の様子
 
 

(総合博物館)

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