11月21日(月),情報教育館3階スタジオ型多目的中講義室において,冬山登山講習会を開催しました。本講習会は,学務部が冬山登山の事故防止のために,毎年山系の公認学生団体と実施しているもので,今回は体育会ワンダーフォーゲル部(顧問:農学研究院川村周三教授)の協力のもと,京極紘一氏(公益社団法人日本山岳会)を講師に招き,開催しました。
京極氏は,先駆者としてネパール・カンジェラルワ(6,612m)初登頂,旧ソ連・カフカズ シヘリダ北壁クーロアール初登攀に成功し,登山隊隊長としての責務を果たされ,日本山岳会が実施した分水嶺踏査に参加するなど様々な経験があります。
講習会では「海外登山と北海道の山1500m以上峰150座の夏冬完全踏破」と題し,アルパインクライミングや国内外,特に道内の登山の思い出など講師の体験から,冬山の魅力や危険回避について講演いただきました。
参加した75名の学生・教職員・一般市民は,貴重な体験談や,荘厳な山々の映像を楽しみつつ,登山の心構えの一つとして,GPSや雪崩ビーコンなどの装備が発達してもまずは基本形をしっかりマスタ−することの重要さを認識し,冬山登山についての決意を新たにしていました。