北海道大学病院臨床研修センターでは,10月1日(土),15日(土),第13回北海道大学病院指導医のための教育ワークショップ(指導医講習会)を開催し,道内の臨床研修施設から指導医46名の参加がありました。
新医師臨床研修制度が導入された平成16年度以降,研修医を指導する医師の役割はますます重要になっており,本院では毎年,北海道内の教育病院における指導医の資質向上と,適切な指導体制の確立を目的として,このワークショップを開催しています。
本ワークショップは9のトピックスに焦点を当てたセッションに分かれており,各セッションでは「研修医のメンタルヘルス」「効果的なカンファレンス運営」等をテーマとした講義の後,グループ討論・ロールプレイ・全体発表等を通して,参加者同士が互いに学び合い,考えを深めました。
全日程終了後,石森直樹医科卒後臨床研修部門副部門長より,参加者代表の新垣雅人医師(本院循環器・呼吸器外科)へ修了証書の授与が行われました。
計16時間にわたる濃厚な講習会を修了した参加者からは「普段意識していなかった指導方法・評価について見つめ直す機会となった」「従来考えていた指導・教育のイメージとは異なる考え方や手法の必要性を学ぶことができた」等の感想が寄せられ,実りある講習会となりました。