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第2回鮮度保持技術シンポジウムを開催

 12月5日(月),工学部フロンティア応用科学研究棟鈴木章ホールにおいて,産学・地域協働推進機構主催で第2回鮮度保持技術シンポジウムを開催しました。会場には食品関連,流通,商社などの企業関係者,道内研究機関,公庁など,幅広い業種から132名の参加がありました。
 今回は,食料基地北海道のキーテクノロジーとなる鮮度保持技術にフォーカスしました。日本で唯一の「食品冷凍学研究室」をもつ東京海洋大学からは鈴木 徹教授の冷凍技術,東北大学からは佐藤 實教授の低周波マイクロウェーブを使った冷凍食品の解凍技術など,国内第一人者による最先端の技術を紹介しました。道内からは,水産科学研究院の今野久仁彦特任教授より,水産物の鮮度保持・保存に関する研究について,また,北海道立総合研究機構の長尾明宣農業環境部長からは農産物の保存技術について,それぞれ発表がありました。いずれも参加者が注目するテーマで,会場からは多くの質問が寄せられました。
 当シンポジウムは,「食科学プラットフォームセミナー」の一環であり,“食(生産,加工,流通)”を重点テーマとして産学官の研究者等,関係者が自由闊達に意見交換できる場を提供していきます。
 本セミナーは,安全・安心で高品質な「食」に恵まれた北海道において「農業」「漁業」「食品加工」分野のプロジェクト創成を目的とした,産学官のプラットフォームとして機能することを目指し,定期的に開催しています。セミナーの事務局は産学・地域協働推進機構が担っていますが,今後も皆様の期待に応えられるよう,新たなプロジェクト形成に向けて,関係者のご協力を得ながら具体的な成果の創出を目指していきます。
 本セミナーに興味のある学内研究者は,お気軽にお問い合わせください。
◆jigyo%mcip.hokudai.ac.jp(%は@に置き換え)
各講師を交えた総合討論

各講師を交えた総合討論

(産学・地域協働推進機構)

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