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小中学生向け科学体験イベント「さっぽろサイエンスフェスタ
2016 in 北大」を開催

 人材育成本部女性研究者支援室は,小中学生向け科学体験イベント「さっぽろサイエンスフェスタ2016 in 北大」を12月17日(土)に学術交流会館で開催しました。このイベントは2012年から開催しており,今回で5回目となります。本イベントは地域の子どもや保護者に大学の研究や科学の楽しさ・幅広さに触れてもらうとともに,学生や研究者のアウトリーチ活動の場の一つとして,また,理系を志す高校生と大学生や研究者の交流の場として,地域で科学イベント等を実施するNPO法人butukuraと共催で企画・運営を行っています。このイベントの特徴は「実際に研究を行っている学生や研究者による,来場者のレベルに合わせた科学的説明」「学生や研究者に加え,高校科学部等生徒によるブース出展」「大学出展スタッフと高校生スタッフの座談交流会」です。
 今回のイベントでは学内の理系8部局から参加した学生や研究者の有志64名が「理系応援キャラバン隊」として11ブース,札幌市及び滝川市の高校生56名が8ブース,企業が1ブースの計20の科学体験ブースが出展されました。「理系応援キャラバン隊」のブースは高度な研究内容を小学校低学年でも楽しく体験出来るよう工夫されており,また,高校生のブースは簡単な科学工作や体験が中心となっていて,どちらも小学校低学年から大人まで興味深そうに体験していました。農学部森林科学科森林生態系研究室が出展した「歩いて発見!すごろくの森」では,小講堂全体をすごろくに例え,サイコロを振って止まったマスに書いてある問題を解きながら進むという作りとなっており,人気を博していました。
 一般公開終了後には,出展した高校生と大学生・研究者が交流する座談会を行いました。大学生活の現実や受験勉強について語られ,高校生はもちろん大学生からも好評でした。今回のイベントに参加するような意欲ある高校生に本学を目指して欲しいと思います。
 来場者数は子ども540名,大人435名と過去最高となりました。さらに来場者数を増やすには出展ブース数や会場のキャパシティなどの課題を解決する必要がありますが,今後もより良い実施形態を模索しながら継続していきたいと思います。
理学部生物情報解析科学研究室のブース

理学部生物情報解析科学研究室のブース

北海道大学病院のブース

北海道大学病院のブース

座談会の様子

座談会の様子

(人材育成本部)

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