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総合博物館で冬季企画展示「北大古生物学の巨人たち」を開催

 総合博物館では,1月31日(火)から4月2日(日)まで,冬季企画展示「北大古生物学の巨人たち」を開催し,本学の古生物学研究の歴史と現在を紹介するとともに,総合博物館に収蔵されている貴重な化石標本や発掘資料を一般公開しています。
 近年,恐竜研究について総合博物館では多くの情報を発信していますが,本学の古生物学研究には長い歴史があります。北海道帝国大学理学部地質学鉱物学科第二講座(地史学及古生物学)初代教授の長尾 巧は,戦前に当時日本領であった樺太で発掘し自ら命名した「ニッポノサウルス」の研究や,水生哺乳類「デスモスチルス」の世界初となる全身骨格の発掘・研究で知られています。それ以来,古生物界において本学は先駆的な立場で研究を進めてきました。
 本企画展示では,北大古生物学研究の基礎を作り上げた初代から5代目までの教授の功績を振り返り,研究に使用した化石標本を紹介しています。初代長尾教授のニッポノサウルスとデスモスチルスの実物標本や貝化石,第2代大石三郎教授の植物化石,第3代早坂一郎教授のフズリナ,第4代湊 正雄教授の二枚貝,第5代加藤 誠教授のサンゴ化石など,普段は収蔵庫に保管し,一般公開していない標本を展示しています。そして,伝統を受け継ぎ,国内外で活発な調査・研究を行っている,次世代の北大古生物学研究についても紹介しています。
 オープニングセレモニーでは,中川光弘館長,「巨人」の一人である加藤名誉教授から挨拶があり,総合博物館の小林快次准教授が展示内容の説明を行いました。企画展をイメージした選曲によるチェンバロ演奏の後,テープカットを行い,企画展示室が公開となりました。内覧会では,加藤名誉教授ご自身が当時の研究について,来館者にお話しされる姿も見られました。
 開催期間中は,ミュージアムマイスター認定コースの受講生や総合博物館ボランティアによる展示解説も行われています。関連セミナーも5回実施し,ご好評いただきました。理学院博士課程の高崎竜司さんが講師を務めた「ニッポノサウルスの最新研究」と題したセミナーでは,ニッポノサウルス化石の発見・発掘の様子や,様々な解明の過程,そしてハドロサウルス科恐竜の最新研究についての紹介がされました。特別に用意された化石標本を間近に観察することもでき,参加者からは熱心な質問がなされていました。
テープカットの様子(左から足寄動物化石博物館 澤村 寛館長,加藤名誉教授,中川館長)

テープカットの様子(左から足寄動物化石博物館 
澤村 寛館長,加藤名誉教授,中川館長)

加藤名誉教授の解説

加藤名誉教授の解説

期間限定で公開しているニッポノサウルスの全身骨格

期間限定で公開しているニッポノサウルスの全身骨格

関連セミナーで化石標本を観察

関連セミナーで化石標本を観察

(総合博物館)

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